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もう一週間も前のことになってしまいましたが、
先週の木曜日は東陽町に宿をとって翌日金曜早朝からの近辺での仕事に備えました。
で、前日の仕込みが午後9時に終わって駆けつけたのが、
南砂にある「山城屋酒場」。
昔ながらの姿をそのままに残す都内屈指の老舗居酒屋です。

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実は前々から一度訪れてみたかったのですが、なにしろ最寄り駅として一番近い東陽町からでも
1キロ以上歩かなくてはならない場所にあるためおいそれとは行けなかったんですよねェ~
やっぱここから横浜北部まで酔っ払って夜帰るのはあまりにもキツい・・・


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待望の「山城屋酒場」は、都バスの停留所の暗がりの前にあまりにもポツン・・・と建っていました。

おそらくは地元のヒトや昔はこの近辺に密集していた中小工場の工員たちが、仕事終わりにここで一杯引っ掛けて家路についていたんだろうなァ~
でなければこんなに交通の便が悪い場所で飲み屋が長年やっていけるはずありませんもの。

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はやる気持ちを押さえてさっそく暖簾をくぐり・・・

奥に長い店内はお客さんでいっぱいでしたが、
幸運にもカウンターの一番手前に陣取ることができました。

まずは、ビール。
やっぱこういう店にはキリンラガーが似合います!

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次々に注文が入り、気のいい女将さんが忙しく動き回る店内。

郷愁を誘う、昔ながらの幾分黄昏た居酒屋に一人で入り、好きなモノを頼む・・・

どんなに高級なレストランに行くよりも、
どんな美女とグラスをともに傾けるよりも、
これって僕にとってはシアワセな瞬間かなァ~
(ホントか・・・???)

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で、まずオードブルとして頼んだのはタコの刺し身二種盛り。

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そしてソーセージ。

瓶ビールを一気にあおってグラスを置き、視線を上に向けるとそこには年季の入った格天井にクラシックなファンが・・・

いやァ~イイ雰囲気です。

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さて、メインディッシュのアジフライ、そしてアン肝の頃にはレモンサワーにチェンジです。

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そのメインディッシュ(?)を平らげる頃にはサワーも二巡目に突入・・・
テレビでは日本バスケがアメリカにボロ負けしている様子が。
それさえなければ、とても2019年の夏とは思えません!
なーんて酔っ払ってきちゃったかナ・・・

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さあ、サスガに夜の11時近くなってくると、奥の小上がりに長っ尻しているサラリーマン以外の地元のお客さんも帰られたので店の造りもよく見えるようになってきました。

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幾分改造はされているものの、たたきの土間に一枚板のカウンター、

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その素晴らしいカウンターにはちゃんと止り木が・・・
痩せて木目がくっきり浮かび上がったこのカウンターは、
きっと勤め帰りの工場労働者が楽しんだ酒の雫がたっぷり染み込んでいるに違いありません。

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創業は明治時代らしいのですが、気さくな女将さんの話だと現店舗は昭和28年に建てられたということなのでこの空間は既に66年もの年月を経ていることになります。腕のいい職人に造らせた釘を使わない伝統的な木造店舗は、震災でもビクともしなかったとか・・・

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締めはデザート代わりの焼きそばで!?
これでもうホントにお腹いっぱいです。

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都心からちょっと離れた江東区の下町、南砂で戦後の東京が復興する様子を見守ってきたであろう
「山城屋酒場」・・・
単にノスタルジーという表現だけにとどまらない、
そこは、
終戦の焼け野原から立ちあがった先人たちの姿が垣間見えたような
歴史を感じさせてくれる居酒屋なのでした。。。