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きょうは会社が休みだったので、奥多摩へ出かけることにしました。
横浜線を八王子で八高線に乗り換え、拝島で青梅線に・・・
ほとんどの電車が青梅止まりなのでその先に行くには青梅始発に乗り換えなければなりません。

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時折激しく雨が降る生憎の天候ですが、
僕は山奥に向かうときはこういった天気のほうが好きなんですよネ・・・


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雲が降りて稜線が白くなった山々、鄙びた集落・・・

そんな、まるで水墨画のような景色を楽しみながら、
古里(こり)駅に到着です。

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『開』ボタンを押してホームに降りると、相変わらずの雨。
無人の駅舎を抜けて、目的地までは駅前の交差点から一本道です。


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途中多摩川の深い渓谷や朧に霞んだ奥多摩の山々を眺め・・・
しかし平日のせいか大型トラックが次から次へとすぐ横を猛スピードで通り抜け、
折りたたみ傘は飛ばされそうになるは、水しぶきがモロにかかるは・・・
ヒトが歩いているのを見ても、スピードゆるめることないんだなァ~
大きなトラックって・・・

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そのまましばらく歩いていくと、
茅葺きの立派な長屋門を発見。
しばし見惚れてしまいます・・・

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さて、そんな感じで古里駅から歩くこと僅か10分・・・

待望の蕎麦処「丹三郎」に到着です!

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さきほどのものよりも一回りほど大きな茅葺屋根の立派な長屋門・・・
屋根にはきれいな苔もトッピング(?)されています。

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その長屋門の奥には同じく茅葺きの立派な母屋。

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「丹三郎」は東京都の歴史的建造物に指定されている築百三十年の家屋で食事をすることが出来る
人気の蕎麦屋なんですが、休日ともなると2時間待ちなんてコトもあるそうです。

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さっそく白い暖簾をくぐり、母屋の引き戸を開けて・・・

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心落ち着くエントランス・・・

しかし悪天候の平日にもかかわらず、15分待ちですって!?

でもそんな時間は、雨に濡れて光る母屋や長屋門の光景を楽しんでいるうちにあっという間に過ぎていきます・・・

いよいよ順番が回ってきて広い座敷へ。

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まずは地ビール、芳醇な味わいの『多摩の恵』を・・・
で、最初の肴は茎わさびで。

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簾越しの長屋門を眺めながら喉を潤します・・・

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次は稚鮎の唐揚げに舞茸の天ぷら!
いやァ~ビールに合うよなァ・・・
このいかにも奥多摩らしい絶妙な味わいは。

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ちなみにこの時点でビールは既に二本目です。
まァ小瓶だからナ・・・

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そしていよいよ、とろろ蕎麦を・・・

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お客さんもほとんど帰ってガランとした広間、

雨のせいで幾分湿気を帯びた空気を大きく吸い込む・・・

酔っ払って、蕎麦に満足して、こんな空間を独り占めしていると、
なんとも言えぬ幸福感に支配されている自分に気付きます。

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郷愁でもない、ノスタルジーでもない、
そんな時間軸を超越して、
ただただ日本の伝統的な美しさを持つナチュラルな空間で
絶妙な蕎麦を楽しめる・・・
奥多摩「丹三郎」はそんな場所なのでした。。。