急遽思い立って、湯河原に行ってきました。
横浜駅から快速アクティー熱海行きグリーン車に乗り込み、
ちょうど昼飯時だったのでホームの売店でお茶と駅弁を買い込む・・・
という相変わらずのノスタルジックな旅のスタイルで。
崎陽軒の売店ではいつものシウマイ弁当ではなく、
奮発してかながわ味わい弁当にしたのですが、
う~ん・・・やっぱシウマイ弁当の方が良かったかなァ~
なんか年寄り臭いんですよねェ・・・入ってるモノが。
さて、小田原を過ぎると車窓には相模湾・・・
いよいよ気分も盛り上がってきます。
根府川駅のカワイイ跨線橋を楽しんで、
いよいよ湯河原駅に到着・・・
駅前からはすぐにバスに乗って、15分ほどで温泉場中央バス停へ。
湯河原温泉は数年前の初夏に訪れた記憶があるのですが、
その幾分寂れた温泉街の中には、珠玉の湯宿建築を持つ旅館が多く残されています。
その中にはこの元大観荘のように廃業してしまった建物もあるのですが、
そんな光景にも色づく木々が癒やしを与えてくれているようで・・・
さて、圧巻だったのが二つの赤い橋の向こうに建つ優雅な湯宿建築・・・
この富士屋旅館は以前訪れた時には廃墟だったのですが、
それを買い取った際コーポレーションが数年の歳月と十数億円の費用をかけて
今年の春に見事に甦らせ、登録有形文化財の指定を受けるに至った宿でもあります。
かつてこの湯河原に在った同じようなスタイルを持ち、登録有形文化財に指定されていた天野屋新館や、箱根宮ノ下の奈良屋旅館などの貴重な伝統建築を平気で取り壊したあげくに周囲の景観を壊すような会員制施設を建てたリゾートトラストとは真逆の姿勢ですよね。
和のオーベルジュといった趣・・・
再生の努力にもとても共感できるし、
いつかは泊まってみたいよなァ~
この不死鳥のようによみがえった富士屋旅館には・・・
で、その富士屋旅館の道を挟んで反対側には
これまた老舗の藤田屋旅館・・・
その隣には伊藤屋・・・
湯河原を代表する宿にもワンポイントで色鮮やかな紅葉!
もちろん温泉街の光と影の如く、
葉っぱではなく屋根が赤く変色して鄙びた風情の湯宿建築も数多・・・
しかし色づく背後の山々に抱かれたそれらの風景は
なんともいえない情緒を漂わせていたのでした。
湯河原の湯宿建築と紅葉・・・いろんな意味で、久々の絶景だったかナ。。。
だけど、ここにきて熱海も湯河原も見直されて、やっと活気づいてきたような気がします。
天野屋もあと10年持ちこたえていてくれたら・・・・、と思います。
宮の下のホテルも来年再稼働ということですから、どのように変わるのか、ちょっと興味がわきます。
僕もずっと待っていたんですが、
今年の春にオープンしたみたいです。
旧館や離れに泊まってみたいもんですねェ~
昼間もやっているレストランもあるので
そちらに行くのもアリかもしれません。
湯河原、随分楽しみが増えたんじゃないかと思いましたョ。。。
富士屋旅館再生の物語、いいですね。
奈良屋旅館は行こうと思ったら廃業してました。
英国製の名品を持って・・湯河原紅葉狩り・・・イキ(粋)ですね!
名旅館と紅葉・・枠にハマってます。
ofc 様
僕も奈良屋は結局行けずじまいでした…
その前にある富士屋ホテルには何度か泊まったんですけどね〜
子供がまだ小さかったので格式高そうなこの旅館は敬遠していたのかもしれません。
富士屋旅館は赤い橋がいいんですョ…
今回ホントはE−typeで行って写真撮ってみたかったんですが。。。
夢似 様
そうなんです。この小ぶりなスーツケースは一泊旅行にちょうどいい大きさなんですよね〜〜
少し寂れた温泉街の紅葉、なかなかオツなモンでしたョ。。。