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さて、今回の山梨一泊旅行の目的は このホテルを訪れることでした。

湖畔に佇むクラシカルな河口湖ホテル・・・
実はここの存在をつい最近知って、すぐにでも行こうと思っていたんですよねェ~

富士急行の河口湖駅から歩くこと10分、冬景色の湖を見下ろすように、
ハーフティンバー様式の瀟洒な建物が見えてきました。

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ちょっとノスタルジックな書体の木の看板の奥には、万平ホテルや六甲山ホテルにも通じる日本の古き良き時代のリゾートホテルの典型とでも言えるような外観・・・

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もちろんこういったホテルを訪れるのですから、
お供は英国製パップワースの小ぶりのトランクで。

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河口湖ホテルは大正9年にこの場所のすぐ近くに純和風建築の宿として創業。
現在の建物は新館として昭和28年に建てられました。
かつては皇太子時代の天皇陛下を始め皇族の方々も宿泊されたそうです。
しかし設備の老朽化などとともに、
徐々に忘れ去られた存在になりつつあるようで、
客の多くを外国人が占めている・・・裏を返せば日本人があまり来ない宿になっている印象。
フロントやレストランがあるメイン棟の向かって右側に元々は客室棟があったのですが、
それは取り壊されて現在では左側に新たな(とは言っても30~40年くらいはたっていますが)客室棟を備えます。

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しかし65年以上の時を経た石と木と漆喰で形造られたメイン棟の美しさは見どころ満載!      眺めていても全く飽きることがありません。もう夢中でシャッターを切りまくってしまいます。

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その内部も、クラシカルエレガンス・・・とでも表現したくなる上品で落ち着きのあるリゾート感!
エントランス内側や暖炉を持つ談話室からは、木製の窓枠に包まれたガラス越しに河口湖の青が目に飛び込んでくるのです!

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最上階の展望室にはポツンとロッキングチェア。

そしてそこからの眺めは・・・!

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残念ながらメイン棟には客室が2つしかなく、僕が泊まった部屋は新館の角部屋でしたが
富士山も河口湖も同じように見ることができましたョ!

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ところでこのホテルの魅力の中でもトップクラスなのはこのボールルームなのかも知れません。
セピアに染まる、
大きな暖炉、BARカウンター、ビリヤードにサッカーゲーム・・・


そこは、このホテルの在りし日の栄華を偲ぶには最高の空間。
古びた革製のチェアに、いつまでも身を委ねたいと思えてしまうのです。

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残念ながら今では手間がかかるために暖炉に火がくべられることはなく、
人出が足りないためかBARで酒を飲むこともできません。
だから持ってきたラフロイグのミニボトルを開けて・・・

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それでも暖房がされていないようなので、ちょっと寒い・・・
きっと僕の部屋が新館になったのも空調のモンダイが古い客室にはあるのかもしれません。
いかんせんこのホテルはオーナーの関係のほんの数名だけで運営されているのですから。
手持ち無沙汰なのでサッカーゲームの木のグリップを弄びながら、
このホテルが多くの著名人を迎えていた華やかなりし頃を思わず夢想します。

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しかしそんなサウダージな感覚は、
日が暮れ始めてあかりが灯ったホテルの美しさを目の当たりにすれば
もうどうでもよくなってしまうから不思議です。

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薄暮れのなかを少し散歩。河口湖の湖面もなにやら引き込まれてしまいそうに妖しく・・・



さあ、翌朝起きて、まずは新館最上階の展望風呂へ・・・
職人が描いた銭湯の絵も嫌いじゃないんですが、
なんてったってホンモノだもんなァ~!

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で、この河口湖ホテルでの唯一の食事の機会、二階の食堂で朝食をいただきます。
朝の光を浴びる、湖を望む華やいだ空間・・・
以前は夜も営業していたとのことでしたが、
やはり人出のモンダイなんでしょうか。
朝は近所の女性の方数人で切り盛りされているようです。

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でもここで食べた朝食は、ほぼフルコースとも言うべき品数の多さ・・・
しかも旨い!
サラダ、ソーセージ&卵、海苔、牛肉オイル焼き、しぐれ煮、焼き魚、フルーツ、ヨーグルト・・・
山梨名物のほうとう鍋が嬉しかったなァ~

しかも続々と欧米人を中心としたインバウンドな方々がやってきます。
こんなに泊り客がいたんだ・・・とちょっと驚き!?
そのうえこの食堂の女性も含めてホテルの方々は全員英語で対応されているんです。
昔からの由緒あるリゾートホテルのDNAは今でも健在なんですねェ~

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食後の散歩で外に出てみると、
河口湖ホテルは昨日とはまた違った清々しい表情・・・
あ~
今度は桜の季節にでも
クラッチ直して万全になったE-TYPEで乗り付けて
この洒落たリゾートホテルを背景に写真撮ってみたいもんだよなァ~

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トイレもウオシュレットじゃないし、隅々までクリーンにされているとは言えないし、
河口湖の厳しい気候のせいで進む老朽化をなんとか食い止めてやっと現状維持している・・・
そんなこの河口湖ホテルですが、新しいリゾートホテルが持ち得ないモノ、失ってしまったモノがここには数多存在していたような気がします。
なによりも、富士山を間近に望む湖畔のクラシックホテルなんて、
ここ以外にはどこにも存在しないのですから。。。