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西新橋・・・というか虎ノ門駅のほど近くに、
「まるきん食堂」はあります。
昭和50年代にはどこにでもあったような”大衆食堂”。
学生時代、地方を寝袋を担いで旅行したときに
食事をしたのがこんな食堂でした。
これも”時代がかった”オバサン2人が切り盛りする木のカウンターの上には、
色んなお惣菜がならんでいます。
手書きのお品書きが張ってあるほの暗い店内でNHKのニュースを見ていると、
ここが2009年の東京、港区であることを忘れてしまいそうです。
僕はメンチカツ定食(550円)を頼みました。
学生街の食堂のようなボリュームです。
味?このボリュームと、昭和50年代へのタイムスリップという
エンターテイメント性を考えたら、倍払ってもいいくらいです。

食べ終わって、店から道ひとつへだてた「フォーク喫茶 香林坊」へ、
木の扉を開けると・・・
”サーフボードなおしに~ゴッデスまで~いくと言った~♪”
ユーミンのアルバム『14番目の月』が・・・・
アナログ盤でフォークが聴ける稀有な店、
吉田拓郎とか、かぐや姫とか、N・S・Pとかがよくかかりますが、
なぜかユーミンもよく耳にします。

ユーミンの曲ってカセットテープで聴くのが一番似合います。
レコードでもなくCDでもなく。
カセットテープの裏に、女性文字でindexが書いてあるような・・・
そういえば、セリカを買い換えるとき、カセット収納BOXから
そんなテープも出てきたような気がします。

曲はいつのまにか「グッドラック・アンド・グッドバイ」に。
この曲、実は好きなんですよね・・・・
特に雨の都会の雑踏がSEとして挿入されている間奏が・・・・
僕にとって、この雑踏はどこの街なんだろう。
自由が丘か、渋谷か・・・
なーんてコトを”遠くを見つめる”目つきで思わず妄想したりしちゃいます。

取り残された都会の店には、
人に何かを思わせるキッカケを与える”魔力”が宿っていると思います。
キッカケをもらって、人は記憶の彼方に埋もれた情景、その時代のスライス・オブ・ライフ
を取り戻すのです。
それは時間のDISTANCEを移動する一種の旅、”ある時代”への旅行です。
「晩夏」を聞き終わって、僕は60分の旅を終え
少し涼しくなった2009年の新橋に戻りました。