イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

イメージ 15

・・・・・・名古屋支店から、築地支店への異動を命じられ、東京へ転勤となった。

今日は引き継ぎや、家族と住む住居などの手続きのために

名古屋駅から特急「おおとり」に乗り込み、東京駅を目指す。

途中、来年10月完成予定の『夢の超特急』、新幹線の工事風景が何か所も見える。

乗ること数時間、ラウンドした日劇ビルが見えるとまもなく東京駅に到着。

アルミのスーツケースを担いで都電に乗り込み、日比谷まで。

そう、今日は奮発して帝国ホテルに宿泊することにしたのだ。

ここならば手続きを行う本店にもほど近い。

日比谷通り近くにせり出した池の脇を通って壮麗な正面玄関へ。

うす暗いホテルの中に入ると半円形の階段の向こうに現れたのは

複雑に入り組んだ、規則正しい彫刻のような空間だった。

チェック・インまでまだ間がある。コーヒーでも飲んで時間を潰そうか・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

僕の家族は1963年に名古屋から東京に引っ越してきました。
当時僕は5歳でした。もし僕がそのときの父親だったら?
きっとこんな風に出張とかしたんじゃないかな・・・

そんな妄想を抱かせるくらい
明治村に保存されているIMPERIAL HOTELの存在感は強烈でした。
今でさえそうなのですから、
日比谷に在った時はいったいどんな光景だったんだろう・・・・
首都に現れたマヤ文明?それともアンコールワット?
みたいな見え方だったんでしょうか・・・・

竣工当日に関東大震災に見舞われ、そして戦争での空襲をも生き延びた
見た目も生い立ちも、生命力溢れるこのライト作のIMPERIAL HOTEL、
デザインの古さが目立つ今の帝国ホテルを更地にして、
なんとか再度移築して日比谷に戻ってきてもらえないかなァ~

持っている生命力・パワーで、日本の首都、東京が再び活気を取り戻せそうな気がするんですが・・