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最近冬らしくなってきましたが、僕の財布も同様でカラッ風が吹きっぱなしです。
会社のランチタイムも社員食堂やコンビニですませたり・・・・なんか、つまんないよなァ~
で、そんな欲求不満を解消するべく、たまにはブワァ~っと贅沢したくなってしまいました。
まァ、早めの自分へのクリスマスプレゼント・・・・ってトコでしょうかねェ~

ということで、突然旅へ出てみました。場所は昔から好きだった琵琶湖の近く、東近江です。
新幹線を米原で降り、近江鉄道で愛知川へ・・・・
(本当はこの前に五箇荘へ行くつもりでしたが、寝坊しちゃいました)

愛知川は中山道六十九次の六十五番目の宿場町・・・・
安藤広重の絵では”恵智川”になっていますね。

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愛知川駅から旧中山道(どうでもいいけど昔フジテレビの某女子アナがこれを”いちにちじゅうやまみち”って生番組で言っちゃいましたよネ)に出て、西に向かって歩きます。
あまり旧い建物は残っていない宿場町のはずれにさしかかったところに、目指す建物がありました。

料亭「竹平楼(たけへいろう)」・・・・1758年に旅籠として創業の老舗料亭・・・ここに、来てみたかった!

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いつものように、予約をしてはいなかったのですが、
食事をしたい旨を伝えたところ快く招き入れていただきました。
それも急な来客にもかかわらず、ちゃーんと個室です。

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紅葉がまだ残る庭を眺めながら、会席料理・・・・もちろんビールも・・・・

この「竹平楼」の名物、『鯉のあめ煮』も美味でしたねェ~

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もちろん近江牛も・・・・

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実は、この「竹平楼」の一部は、国の登録有形文化財の指定を受けています。
現在の建物は約250年前に建てられたもの・・・・つまり江戸時代に中山道を旅した人々と、極めて近い経験を
いま、僕はしている・・・・つまりワープしちゃってるってコトなんですねェ~
時空を超える・・・それも江戸の時代へ・・・・こんな贅沢、滅多にできませんよネ?

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この大宴会が催される大広間が登録有形文化財

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そしてもう一つの登録有形文化財が、女将さんが案内してくれた明治天皇の御座所です。
この部屋は明治11年、天皇が民情視察のときに愛知川に立ち寄ることになり、
その休息処として建てられたもので、全ての外へ出ている柱は丸く削られ、木製建具は全てが春慶塗り!
簡素でありながら、贅を尽くした・・・・って感じですねェ~

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さて、食事と建物を堪能して料亭「竹平楼」を後にして愛知川駅に向かったのですが、
近江鉄道の電車は行ってしまったばかりで一時間も待つことに・・・・

なので、近くをブラブラしていると、人けのない荒れた神社が・・・

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「竹平楼」で江戸時代の空気を味わったあとで、誰もいない社の縁側に腰掛けて空を眺めると・・・・

いま、自分は本当はいつの時代に存在しているのか・・・?

またまた贅沢な妄想にふけってしまうのでした。。。。