イメージ 1

きょうは、
病状がおもわしくなく 動くことの出来ない父に代わって
11時より築地本願寺で行われた、故・大島渚監督の葬儀に出席することになりました。
イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

冷たい雨の中 少し早く境内に入ると、正面には眼光鋭い大島監督の遺影が飾られ、左右両側に設けられたスクリーンでは「日本春歌考」などの遺作が映し出され、「戦場のメリークリスマス」主題曲が静かに流れていました。

定刻に読経が始まったのに引き続いて、松竹会長、篠田正浩監督、田原総一郎、坂本龍一他の方々の弔辞、
ヴィム・ヴェンダース、ベルナルド・ベルトリッチ他からの弔電紹介・・・・そして葬儀委員長の崔洋一監督がご挨拶をされました。会場には岩下志麻さん、阿川佐和子さん、山本寛斎さん、そして辰巳琢郎さんの姿も・・・

父の縁で僕はこのような場に参加することになったのですが、
阿川さんは彼女の近い親戚の方が僕の家のすぐ近くにいらしたり、
崔監督、岩下さん、そして辰巳さんは僕が関係した広告やCM、TV番組に出演して下さったり・・・・
参列された方々との・・・・なんだか不思議な”えにし”を偶然にも感じてしまうこととなりました。

イメージ 5

いただいたメッセージカードには、
保守的な作風に甘んじ、テレビの力によって座して死を待つ状況に近かった日本映画界に於いて、
そのコンプライアンスや既成概念をものともしない作風でイノベーションを起こした故・大島監督の座右の銘、

『 深海に生きる魚族のように、自ら燃えなければ何処にも光は無い 』

というハンセン病と闘った天才詩人、明石海人の言葉が記されていました。

窮地に立っている現在の、2013年の日本に生きる僕達にとっても、
心にずっしり響く力を持つ言葉・・・・・・なんだか、そんな気がしませんか?