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きょうは早起きしてE-TYPEで東京方面へ・・・・
首都高を護国寺で降り、目白通りに進み、目白三丁目の交差点を左折。
JR目白駅にほど近い閑静な住宅街の角地に、目的である目白ヶ丘教会が朝日を浴びて輝いていた。

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正式名称は日本バプテスト基督教・目白ヶ丘教会。
この教会は、フランクロイド・ライトの使徒である遠藤新が設計し1950年に竣工。
そしてまたここでおこなわれた最初の葬儀は、翌年亡くなったその遠藤新自身のものであった・・・・
まさに、彼の遺作となった建築物である。

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鐘がむき出しとなっている細長い尖塔の内側や大きな円窓には、遠藤新らしい幾何学模様の装飾が施され、
また教会の入り口である木製の引き戸(!)の両側にも、これまた”お約束”の大谷石で造られた太い柱。
フランクロイド・ライドのDNAを感じさせながらも、遠藤独特の世界が展開されている・・・・
その内部もぜひ見たかったのだが、朝早過ぎたのか残念ながら引き戸は施錠されたままであった。

でも静謐で、洒落てて、温かみがあって・・・・E-TYPEと一緒にその外観を拝めただけでも感動モノだ・・・

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被災地となった福島・相馬に生まれ、時の大御所であった辰野金吾を批判し、フランクロイド・ライトに師事する形で帝国ホテル建設に関わり、ライト帰国後は師の仕事を完遂するとともに国内や満州で建築物からその内部の調度品に至るまでの自己表現を真摯におこなってきた、僕にとっての建築界最高のマエストロ、遠藤新の、
ここが ・・・ 『 終焉の地 』 だったんだなァ。。。。。。



※実はこのすぐ近くに、このブログの過去記事にも掲載したライトと彼の共作である自由学園明日館もあるので行こうと思ったのですが・・・      http://blogs.yahoo.co.jp/wk4868/9886214.html

狭い一方通行だらけの迷路のような道や、いきなり出てくる車輌通行禁止の踏切に遮られてあえなく断念!
楽しみは・・・・後々に残しておきますか。。。。。