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今回、けっこうアセって北陸への旅に出たのですが、その訳はどうしても北陸本線に乗りたかったから・・・
米原と直江津を結んできたこの幹線鉄道も、3月14日の北陸新幹線開通と同時に金沢ー直江津間が廃止となり、第三セクターとなってしまいます。
なのでその前に、旧国鉄型のボックスシートを備えた普通列車の、進行方向右側に陣取って、冬の日本海を眺めてみたいと・・・

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まずは昔懐かしいホームでの駅弁売りのオジサンがいる始発駅、直江津から普通列車富山行きに乗り込みます。

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車窓からは穏やかな青い日本海・・・

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途中の筒石駅↑↓

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ところで、列車は糸魚川で1500ボルトの直流から20000ボルト60Hzの交流へ・・・。このあたりから、外はだんだんと暮れ始めてきました・・・


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翌日、うってかわって雪景色の中、入善駅から乗った北陸本線。

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車窓からの景色も一変です。
外との温度差によって窓は曇り、
遠くに海を望めるようになると・・・
暗い・・・というかどす黒い日本海とその上空・・・なんだか不安感を煽る眺めです。

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さて、普通列車は終点の富山に到着。
予定外でしたが、ここで一旦外に出てみることに・・・

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ちょっとレトロな跨線橋を登って改札方面に向かうと、駅舎は工事中・・・というか仮駅舎のようで、北陸新幹線開通後は新駅ビルに移行するみたいでした。

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駅前にはまだ路面電車が走り、広場の反対側には富劇食堂街なるちょっとソソられるノスタルジックな雑居ビルなんかもあったのですが、雪も降っているので目的の店を探します・・・

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実は入善で泊まった割烹旅館で発覚したのですが、持って行ったキャノンのコンデジのバッテリー充電器が壊れてしまっていたのです。
旅先だし、なんとかしないと写真が全く撮れなくなっちゃうんですよねェ~
実は・・・大ピンチだったのです!

なので家電量販店やデジカメを扱っている店を探したのですが、富山駅近くには皆無・・・・くそッ!

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さっさと見切りをつけて、本来もっと早く到着するはずだった高岡へ・・・

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富山と違って新幹線の通らない高岡なのですが(数キロ南側の新高岡駅に停まるのです)、やはりその効果なのか駅前も開発が進んでいるようで、この昭和な雰囲気を色濃く残す妖しい雑居ビルも既に廃墟と化していました。

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その1階にはビーナスが飾られた喫茶店・・・
ガラス戸越しに覗きこんでみると、華麗なる(?)螺旋階段、

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そして入り口にはライオンも!
ツッコミどころ満載のこの喫茶店、行ってみたかったなァ~
新幹線開通で失われるものは、鉄道風景だけではないようです・・・

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さて、そんな悠長に街の見物ばかりしているわけにはいきません。
本当だったらここ高岡で二箇所の歴史的街並み(重伝地区)と「高岡ホテル」を訪ねる予定だったのですが、そのすべてをキャンセルしたのですから絶対にデジカメバッテリーの充電器をゲットしなくては!

駅の観光案内で訊ねると、南口からタクシーで10分ほどのところに家電量販店があるんだとか。さっそく行ってみたのは耳慣れない名前の「100満ボルト」というロードサイド店でした。
キヤノンの純正品はありませんでしたが、親切な店員さんはケンコー製の汎用充電器を薦めてくれ、やや難しいその使い方を丁寧にレクチャーしてくれ、僕の持っていたエンプティになっていたバッテリーの充電までしてくれました。
ホント、ありがたかったよナ・・・

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北陸新幹線開通で、
変わってしまうものも当然あるとは思うのですが、
確実に、変わらないモノも存在するんだ・・・・と感じることのできた、
「100満ボルト」でのちょっと嬉しい出来事なのでした。。。