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昨日の記事でもご案内させていただいたように、井波という街は瑞泉寺の門前町として昔から栄えてきましたが、その古い町並みが残る八日町通りを上りきったところに黒ぐろとした威容を現すのが、瑞泉寺の山門・・・

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瑞泉寺は1390年に建立され、北陸地方の浄土真宗信仰の中心的な位置を占めて大きな勢力を持つに至りました。しかし一向一揆の中心でもあったため16世紀に佐々成政の軍勢に焼き払われてしまいます。
この山門は1785年に京都の宮大工によって建設が始まり、その技術的な伝承を受けた井波大工が後を継いで完成に至ったのですが、これが井波という街の建築や木彫に優れるという特色を生み出すきっかけとなったようです。
云わば、井波彫刻の象徴・・・

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彩色はしていないので遠目には目立ちませんが、
近づいてみるとそこには・・・・隙間もない程に表現された彫刻芸術!
さあ、では井波大工の手によって、超絶技巧が施された瑞泉寺山門の様子を・・・

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どうです?この凄まじさ・・・
でも、
なんだか・・・彫刻酔い(?)してきたので山門をくぐって本堂側へ。

雪に埋まった静寂な世界がそこには拡がっていました・・・

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日本一の木彫の街を謳う、井波のランドマーク・・・ある意味分かりやすいプレゼンテーションの場が正しくこの瑞泉寺山門。ここには単に寺と門前町というだけではない、他には見られない幸せな関係性があるんだなぁ~と改めて感心してしまったのでした。。。