きょうは4月1日・・・
日本中の数多の会社で新入社員が社会人としてスタートを切る日です。
僕の勤務する会社でも百人以上の新入社員を迎えたわけですが、
今夜は全国至るところで彼ら、彼女たちを歓迎するための飲み会が行われていることでしょうね。そして帰路につく頃には夜から降り始めた雨に驚き、コンビニや駅の売店で500円のビニール傘を買い求める・・・
不届きな輩は「ま、いっかー」ってな感じで店の傘立てに置いてあるヤツを拝借しちゃったり・・・
はたまた2次会、3次会で泥酔したりすると路上や電車に置き忘れたり・・・

透明ビニール傘は、このようにもはや”社会のインフラ”とでも言えるような存在なんだと思います。でもその重要性に比べて、世間的にはモノとしての価値はゼロに等しく、あまりにも低いと言わざるを得ません。

こんなに身近な存在なのに、生活に役立ってるのに、誰も透明ビニール傘には愛を感じない・・・
これってある意味悲しいことなんじゃないでしょうか?

だって500円、最近ではそれすら切る価格で販売するために、どれだけの人がコストを下げるための商品設計を考えぬき、どれだけの人がそれを実現するための生産方法を工夫し、どれだけの人がその流通経路の確保に奔走し・・・
よく考えてみると、
単なる使い捨てと思われている傘にも、多くの人間の魂が込められてると思いませんか?

いささか前置きが長くなりましたが、
実は最近、そんな下に見られがちな透明ビニール傘一族の中でも
超弩級のヤツを手に入れたんですよネ・・・

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ホワイトローズというブランドのこの透明ビニール傘・・・
取っ手もシャフトも天然木、ブラックにペイントされたグラスファイバー製の骨はなんと16本仕様なんです!
なかなか立派な透明ビニール傘だよナ・・・
なんでも宮内省御用達なんだとか。

でも考えてみれば、英国製のスウェイン・エドニー&ブリッグとかフォックスとかの老舗の傘だって黒いナイロン生地を貼ってあるので、それが透明なビニールに変わったと思えばなんら不思議ではない気もしますよネ。

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それどころか、かえって透明なことで傘の骨組みの美しさが際立って機能美すら感じてしまいます・・・

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実際使ってみると、いつものありふれた雨の街も何倍も魅力的に映ったりして・・・
これはもう下に見られる・・・なんてことのない素晴らしさ!
いわば透明ビニール傘の逆襲・・・なのかもしれませんネ。。。。