さて、昨日の記事の続きなんですが、西神田「エリカ」の建物を後に、あたりをうろついていると・・・
白山通りの向こう側になにやら妙に存在感のある褐色の看板建築が目に飛び込んできました。通りを渡って近づいてみると・・・
それは旧いお蕎麦屋さん。
正面に赤い崩した文字で記された店名は「冨多葉」。
(これ、なかなか読めませんよねェ~)
神田猿楽町で百年の歴史を持つこの蕎麦屋、
店内は今風に改装されてしまっていますが、小上がりのように一段高くなった座敷の造りは一昔前の古き好き日本の店舗建築の遺構を色濃く感じさせてくれます。
戦前は木造三階建てだった建物も空襲で焼け、今の店舗は戦後のものらしいのですが、その外観は実に堂々としたものです・・・
で、僕が頼んだのはネギ抜きの鶏南蛮。
薬味の葱は好きなんですが、ぶっといネギってダメなんですよねェ~
運んできた女将さん曰く、
「なんか寂しいねェ~」だって・・・
でも濃い目の味のツユに細めの蕎麦・・・美味かったァ~
そして小腹を満たして外に出てみると、
すぐ近くにこれまた褐色の壮大な建築物を発見しました。
カトリック神田教会・・・
こちらも1874年に創建された百年以上の歴史を持つ教会で現在の聖堂は関東大震災後の1928年の竣工なのでこちらは約90年前の建築物・・・
もちろん登録有形文化財の指定を受けています。
それでは舐めるように見た外観の様子を・・・
左右対称の細長い教会建築・・・落ち着いた褐色の石積みの外観、実に美しいですよネ。
さあ、では敷地内に入ってみましょうか・・・
ところでこちらが礼拝堂の入り口なのですが、
残念ながらここから先は撮影禁止でした。
なので扉の向こうの様子はこの教会のHPより拝借して・・・
実物はこんなモンじゃない美しさでしたョ!
いかがでした?
神保町に存在する褐色の魅力的な二つの建築物・・・
庶民的な蕎麦屋「冨多葉」もいいし、
歴史を感じる荘厳なカトリック教会もいいし、
どちらがいいかは褐色なだけに、これはもう・・・
茶を濁すしかなさそうですねェ。。。。
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