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今からちょうど50年前に現れた、スポーツカーの常識を覆すあまりにも前衛的かつ美しいクルマ・・・
それが皆さんも御存知のランボルギーニ・ミウラです。
後年の日本でのスーパーカーブームの主役でもあったミウラがその姿を初めて披露したのは1966年のジュネーブ・モーターショー・・・

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ベルトーネ在籍中のマルチェロ・ガンディーニの手によるあまりにも低く流麗なボディのミッドシップに横置きに積まれていたのは、4LのV12気筒DOHC24バルブエンジン・・・もうこれ以上は考えられない!ってくらいのハイスペック!!

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もちろん僕も大黒PAなどで何度か見かけているのですが、半世紀前のヒストリックカーであるにもかかわらず、今の高級外車なんか全く寄せ付けないそのシャープかつアヴァンギャルドなデザインは、もうクルマの範疇を超越した存在と云えるのかもしれません・・・

ところでこのミウラという名前は、スペインにあった伝説の闘牛を輩出していたミウラ牧場にあやかったと言われていますが、今回色々調べてみると、フェルッチオ・ランボルギーニとミウラ、そしてミウラ牧場のオーナーであったフェデリコ・ミウラのスリーショット写真なんてのも実際にあるんですねェ~
恐らくは当時のプロモーション用の写真だと思うのですが、コレ・・・ちょっと感動モノです!

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で、僕はランボルギーニ・ミウラのなかでも特にゴールドにペイントされたタイプが好きだったりするんですョ・・・
やっぱり特別な、たとえ時間が経過しても決して色あせない孤高の存在に似合うのは、Stay Gold・・・”金”ですもん・・・

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なので・・・我慢できずに思わず買っちゃいました!
1/43 オートアート、シグネチャーシリーズのゴールドのミウラを・・・
このシリーズ、以前にこのブログでもご紹介したジャガーD-TYPEもそうなんですが、その超精密なディティール・・・驚愕モノです!

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そのプロポーション自体は少し腰高なような気もしますが、リア・クォーター・ビューなんかもナカナカ素敵ですよネ・・・

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中でもこの前後のカウルがガバッと開くところ・・・もう、大コーフンですョ!
そういえば、小学生の頃にもミウラのミニカー買ってもらって、こうやってエンジン部分とかを眺めていたっけ・・・

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手のひらサイズの、実車同様にカウルやドアが開閉する金のミウラ・・・




さて、もう一つのミウラは甘美な味の、情熱的な赤!
しかもランボルギーニと同じ、闘牛の絵が描かれています・・・

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こちらのミウラは、スペイン・セビージャ郊外にあるカサージャ・デ・シエラというメーカーが造っているサクランボのリキュールで、ミウラというのはそのブランド名なのです。
で、面白いことにこのミウラという名前もスペインの著名な闘牛飼育家であるドン・アントニオ・ミウラに因んで名付けられたそうで、おまけに製造元のカサージャ・デ・シエラが設立されたのはランボルギーニ・ミウラがデビューしたのと同じ1966年!

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同じ闘牛家で結ばれた、ともに半世紀を迎えた金のミウラと赤のミウラ・・・

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そういえばランボルギーニ・ミウラと写った有名人の写真の中では、
僕はこのマイルス・デイビスとのツーショットが一番印象的なんですが、
彼もまたミウラと同じ、いつまでも色褪せることのない前衛的な存在・・・・

※ちなみにマイルスはグリーンのミウラに乗ってたらしいですョ!
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では・・・今宵はちょっと贅沢に
マイルスの「カインド・オブ・ブルー」をBGMに
金のミウラを愛で、
赤のミウラを味わって過ごしましょうかねェ。。。。