ここのところ日曜日になると雨まじりの曇天ばかりで、ホントいやになっちゃいますよねェ~
いつもならE-TYPEもドライブ出来ないし家でウダウダ・・・ でもきょうは東京に所用があったので出かけることになったのですが、目的の場所に行く途中で差し入れを買うために自由が丘で降りてみました。
で、その目的は「モンブラン」。
子供の頃学芸大学駅の近くで過ごした僕にとっては、東横線沿線では最も洒落ていて高級な、憧れの老舗洋菓子店・・・
最近流行りの”パティストリー”などというカルいコトバでは表現できない、堂々の貫禄すら感じる名店です。
壁の色こそ変わっていますが、僕が小学生の頃のままの外観、
そして中に入れば・・・華麗にラウンドした、当時は夢の世界の様に思えたガラスのショーケース!
しかしこの店が比類ない存在である証は、その背後にある巨大な壁画です。
みなさんもよくご存知だと思いますが、
これ、東郷青児画伯の直筆による美人画!
色とりどりのケーキを引き立てるモノトーンに近い油絵なのです。
これぞまさしく、甘美な世界・・・
しばし名画に圧倒され、差し入れを購入したあとは、
せっかくなので店の奥にあるカフェに寄ってみることにしました。
恐らくは1960年代のままのモダンな内装、
そしてここにももちろん数多くの東郷青児の油絵が・・・
もはや・・・美術館状態です!
そんな贅を尽くした空間で・・・
いただくのは当然この店が日本での発祥と言われているモンブラン。
そういえば子供の頃、自由が丘にピーコックがオープンした時に母に連れられて買い物に行った帰りにココに寄って、コレ食べたよなァ~
一息ついて、絵画鑑賞。
顔を近づけて眺めると、その筆使いまで克明に・・・もう感動モノです!
隅の方には、油彩の他にこんな可愛らしい水彩の小品も飾ってありましたョ・・・
創業83年、自由が丘「モンブラン」・・・
極上のアート空間で昔懐かしいケーキを堪能して
ちょっとタイムスリップしてしまった日曜のひとときなのでした。。。
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