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セルジュ・ゲーンズブール( Serge Gainsbourg )・・・
ウクライナ系ユダヤ人としてフランスに移民してきた一家に生まれた、歌手、ソングライター、映画監督・・・でも、そんな肩書きよりも、放蕩三昧の芸術家と云ったほうがもしかするとお似合いでしょうか?


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僕の生まれた1958年に歌手デビューして以来、浮き沈みはあったものの、ブリジット・バルドー、フランス・ギャル、ジェーン・バーキン、アンナ・カリーナ・・・
数多の美女と浮き名を流し、酒と煙草は決して手放さず、時折りスキャンダラスで素晴らしい作品を世に送り出す・・・

真面目にサラリーマンとして働いてきた僕にとっては、その反社会性も含めてまばゆいばかりの存在だったりします。

嗚呼・・・年とったら、こんな生き方もしてみたいもんだよナ。

その刺激的なポートレイトを眺めていると、
理性で抑えていた僕のドロドロとした欲望に、火がつきそうな・・・


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ではここで彼の有名な作品、「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」を・・・
以前はジェーン・バーキン版をご紹介しましたが、きょうはそれよりも先に1967年にレコーディングされた、もっと濃厚な(?)ブリジット・バルドーとの・・・
と言うか、当時不倫関係にあった彼女のためにゲーンズブールがつくったのがこの名曲(?)だったのです。

しかし、録音されたそのあまりにも官能的なバルドーの喘ぎ声に彼女自身が大富豪の夫の怒りを恐れるようになり、バルドーはこの音源のリリースを拒否。
それが元でふたりの関係も終止符が打たれたと言われています。
(2年後の1969年・・・再度ジェーン・バーキンとレコーディングしたものが世に出され、スキャンダラスな内容にバチカンの非難を浴びたものの大ヒットとなったのですが、確か日本では放送禁止だったような・・・)

後年、1986年にやっとバルドーはこの曲のリリースに同意。
売上は動物愛護団体に寄付することがその条件だったそうです・・・


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さて、ゲーンズブールはクルマ好きでもあったらしく、まとまった印税を手にした途端に免許もないのにいきなりR.R.を買ったりしてるんですが、何点か白いトライアンフGT6とのショットも残されています。
これ、すなわちトライアンフ・スピットファイアがデカいエンジン積んでクーペになったスポーツカー・・・
前の記事(道楽爺への道③)のように、彼も癇癪持ちの短気者だったことを窺わせますよネ。


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で、そんなセルジュ・ゲーンズブールの生き方をモチーフにした、発売されたばかりのバンド・デシネを手に入れてしまいました!
ユーモアとウイットに富んだストーリーが芸術的な絵とともに展開される、この本自体がARTとも呼べる素晴らしい内容です。
しかし・・・
大事な表紙にバーコードシールなんて貼るんじゃないョ、
『このクソ野郎!』
(・・・とゲーンズブールの口癖を真似て。娘が上手く剥がしてくれたから別にいいんですけどネ・・・)


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う~ん・・・
道楽爺になるために、
いや、もうちょっと進化(?)してエロ道楽爺になるために・・・
そのためのバイブルは、
コイツになりそうだなァ~


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ところで・・・

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ゲーンズブールと長く暮らした女優ジェーン・バーキンは、元々は僕と同じジャガーE-TYPE Sr.1 fhc に乗る作曲家のジョン・バリーと結婚し、子供までもうけた末に彼を捨て去り、ゲーンズブールの許へ走ったのですが、
ということは・・・
調子にのってると、まさか俺も。。。。??