ネットの記事で、きょう岡野俊一郎さんが亡くなったことを知りました。
サッカー日本代表、代表コーチ、監督、サッカー協会会長・・・
東京五輪からメキシコ五輪にかけての日本サッカー隆盛期、その後の暗黒の時代を経て2002年のワールドカップ開催・・・
常に日本サッカー界の中心的存在だったことに加えて、
僕の年代のサッカーファンにとっては
テレビ東京「三菱ダイヤモンドサッカー」の解説者として、人気のなかったサッカー界の広報マンまで務められました。

ジョージ・ベストやゴードン・バンクスが活躍していた当時のイングランド1部リーグ(今のプレミアリーグ)や、ベッケンバウアー、ネッツァー、オベラート、ミュラー・・・キラ星の如くスターが集まっていたブンデスリーガの試合でよく聞いたおなじみのフレーズ、

クロスバー直撃の惜しいシュート後の『あと5センチ内側だったら入ってたかもしれなかったですねェ~』

は、僕が大学生の時に所属したサッカーチームの宴会でもモノマネの鉄板芸(?)として披露されたものでした・・・


今宵は、そんな岡野さんを偲んで僕が持っている最も古い「サッカーマガジン」である1974年西ドイツワールドカップ展望号より、彼が寄稿した3頁にわたる戦術予想の記事を再録させていただきます。
右下をクリックすると拡大されますので、ご興味ある方はぜひ御一読ください。


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ペレによって頂点を極めた古典的なブラジルサッカーが滅び、クライフを中心とする戦術とプレッシングというオランダのトータルフットボールが出現し、現在のサッカーの源流が生まれたこの1974年西ドイツ大会。岡野さんの展望は、果たして? しかし・・・もうこの記事から43年もたったんですね。
日本代表がワールドカップに出場するなんて、自分が総理大臣になるよりも確率低いだろうな・・・このサッカーマガジンを買った時にはそう思ったものでしたが、今や日本人選手がACミランの10番を背負い、ワールドカップは出て当たり前となった日本のサッカー・・・
これも、サッカーを愛し続けた岡野さんの力が、きっと大きく作用したんでしょうネ!
いちサッカーファンとして、
感謝とともに、合掌です。。。