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さて、きょうの昼飯はなぜか茹だるような暑さの中、浅草へ・・・
雷門もあまりの暑さで雲隠れ?

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そして仲見世通りから右に曲がり、アーケードの新仲見世を入ってすぐのところに目的の店はありました。

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それは、「今半本店」。
明治28年に創業し、空襲で焼け落ちるまでは”今半御殿”と呼ばれた建物で営業していた、全ての暖簾分けした今半のルーツ・・・

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HPによれば、新仲見世通りを挟んで反対側に位置した、竜宮城を模したその店舗では、客はまずライオンの口のカタチのお湯口がある風呂に入ってから黄金の鍋ですき焼きを楽しんだそうな。
そんな光景も、昭和20年3月10日の東京大空襲で灰燼に帰し・・・
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※今半御殿にご興味ある方はぜひコチラを!
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ところで現在の建物も、新仲見世通りに面して実に濃~い昭和の香りを振りまいているのですが、特にその書体がノスタルジックで、人間味溢れててステキです・・・

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さあ、ではさっそく店内へ・・・
白木の引き戸を開けるとすぐに大広間。
プ~んとなんともいえないすき焼きの匂い・・・

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そして大広間の通路をそのまま突っ切って外に出ると、そこにはかつての今半御殿を偲ばせる見事な料亭建築が・・・
戦後すぐに建てられた築七十年以上のこの奥座敷は、新仲見世通りの喧騒を忘れさせてくれる、まるで異空間・・・!

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仲居さんに案内され、玄関で靴を脱いで冷んやりとした木の廊下を、中庭を眺めながら奥へ・・・


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そこには、狭い空間の中にこれでもか!とばかりに和風店舗建築の意匠を奢られた実に素晴らしいお座敷が・・・

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しばし、そんな光景に目を奪われていると・・・
さっそくすき焼きの登場です!

あとは、ひたすら舌で楽しみ、目で建物を愛で・・・

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いやァ~
これで風呂でもあったら、ホント、今半御殿の疑似体験だよなァ~

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思わず戦前の、東京一の歓楽街だったであろう浅草に思いを馳せた、
「今半本店」でのひとときなのでした。。。