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さて、先日の西新井大師の続きですが、「かどや」でしばしのタイムスリップを楽しんで、次に向かったのはもちろんお大師様・・・
平日かつ雨のせいか参拝客も数えるほど。
おまけに山門は大掛かりな工事でブルーシートに覆われてしまっています。
う~ん・・・なんだか残念・・・

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おまけに山門を出てすぐの場所に店を構える草だんごの老舗、「中田屋」と「清水屋」も共に休み!
おいおい・・・草だんご買えないじゃん!
それにしてもこの「中田屋」の建物、立派です・・・

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で、その「中田屋」の隣にあるのは、昭和の香りを残す雰囲気の「すずきや」。
この店・・・なんとも面白いことに、向かって右側はダルマ、左側はせんべいを中心に売ってるんですよネ。
真ん中の柱の影には、寂しそうな顔をして暇を持て余している店番のお爺さん・・・

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ところで僕は、この西新井大師の小さな門前町を随分と前からマークしていていつかは訪れようと思っていたのですが、その理由のひとつが、かつてはこの「すずきや」と道を挟んで反対側に店を構えていた、なんとも郷愁を誘う雰囲気の食事処、「小柳家」の存在でした。

しかし数年前に廃業して現在では更地に・・・
嗚呼・・・自分がボヤボヤしている間に、ホント残念なコトになってしまった・・・
こういう時って、結構凹むんですよねェ~


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※ネットで見つけた、在りし日の「小柳家」の姿。勝手に加工して使っちゃってスイマセン!

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さあ、気を取り直して進んでいくと、前方になんだか古色蒼然とした重厚な店舗が見えてきましたョ!

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雨に濡れた参道を前に、迫力の姿を現したのは「浅香家本店」。
未だに店頭での手焼きを行なっている、老舗の煎餅屋です。
古き良き日本の店舗建築をそのままに残すこの店、てっきり戦前の建造物だと思ったのですが、女将さん曰くこの辺りも空襲被害に遭ったが為に戦後のものなんだそうで・・・

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まるで達磨のような形をしたガラスケースが並び、職人さんの仕事場が誂えられた店の中も、昔のままの実に素朴な姿・・・

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しばし雨宿りをさせていただいた「浅香家本店」からの眺め、
雨に濡れた参道が実にいい風情・・・

せっかくなので、名物『馬目焼』を五枚いただくことにしました。

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そのパッケージもなんとも云えずノスタルジックなデザインです。

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しかし・・・この手焼きせんべいを一口食べた瞬間に・・・
きっと古き良き日本にワープできるのかなァ~
なーんて妄想は、

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取り出した『馬目焼』の余りの大きさ・・・そして目から火花が出そうな堅さに、瞬時に消し飛んでしまったのでした。。。