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きょうは桜田門界隈に所要があったので、久しぶりに都心へ。
交差点に面するのは皇居、警視庁、そして・・・

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この赤レンガの外壁を持つ瀟洒な近代建築、重要文化財である法務省旧本館です。

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明治28年竣工・・・
都心に残る希少な明治時代の建築物なのですが、このドイツ式のバロック建築・・・
エレガントかつ巨大!

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しかし・・・この壮麗な建物、よくぞ戦禍で失われなかったモンだよなァ~
なにやら戦前の帝都TOKYOを思わせる、時空を超えて存在しているかのような不思議な佇まいです。
実際目の前にあるのに、なぜかセピアがかったモノトーンのような・・・

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さて、霞が関の官庁街を抜けて、ブラブラ歩いていると虎ノ門に到着です。
その交差点に鎮座する虎さんの背後にも、スクラッチタイルを外壁に奢られた気になる近代建築が・・・

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こちらは旧文部省庁舎。
昭和7年に造られた登録有形文化財です。
いかにも戦前の、端正で落ち着きのあるオフィスビル・・・といった雰囲気が好ましい建物だよなァ~

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さて、虎ノ門の隣、西新橋三丁目のあたりにやってきたのですが、ここは、まだ僕が現場に居た頃に毎日のように通っていた”古戦場”でもあるのです。
その交差点に面して店を構えているのは大坂屋砂場。
大正12年に建てられた店舗を今に残す老舗の蕎麦屋です。
相当改修はされていますが、こちらも登録有形文化財・・・
ビルの谷間に存在する、まるでエアポケット!?

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で、それを挟んで斜め向かいにあるのが、僕が15年に渡って担当させていただいたクライアントさん。
その世界的なブランドを持つ企業をお得意様として繰り広げられていた、アイデアと実現力の熾烈な競争・・・
競合社を徹底的に叩かなければ、いつ背中から刺されるか油断の出来ない刺激的な日々・・・
そんな毎日を、ちょうど十年前までこの街で送っていたんですよねェ~

ホント久しぶりに訪れてみると、見覚えのない新しい店やビルが出来ていたり、空き地が増えていたり・・・

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そんな街の変化を感じつつも、僕がよくクライアントさんと珈琲を飲みながら打ち合わせをしたフォーク喫茶「香林坊」が未だに健在だったことは、なんだか妙に嬉しかったよなァ~
でも残念ながら準備中だって!
十年以上前はこの時間帯でもやってたんだけど・・・

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しかたがないので新橋方面に少し行ったところにある、
僕がよくスタッフと待ち合わせてクライアントを訪れる前に打ち合わせに使っていたカフェ・ヴェローチェで一服することにしました。
謂わば、”古戦場”にあった塹壕(?)って感じかナ・・・この店は。

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10年ぶりに店内に入ってみると、昔はなかったガラスで覆われた喫煙スペースが出来ていましたョ!

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明治の建築~大正建築~昭和の建築・・・そして十年前。
桜田門~虎ノ門・・・そして西新橋。

きょうの僕の、色んな意味での歴史散歩なのでした。。。