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きょうは10月だというのにかんかん照り・・・
雨ばかりの休日も最悪ですが、こんなに暑くてはジャガーに乗ることも出来ません。
なので、真夏日に相応しく?家から20分で行ける、太陽が似合う白亜のギリシャ建築へ・・・

東横線の大倉山駅で降りて線路に沿った坂道を登っていくと・・・


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木立の向こうにはまるでギリシャ神殿を思わせる近代建築が!

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この大倉記念館は、実業家の大倉邦彦が昭和7年(1932年)に大倉精神文化研究所の本館として建てた後、戦後の昭和56年に横浜市に寄贈されて市の文化財として開放されています。
東西文化の融合を理念とした大倉邦彦の意思を具現化したこの建物、プレヘレニック様式という珍しい様式なんですが、その円柱が末広がりになっていることで有名です。

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すなわち、通常は円柱の太さは同じか下に行くにしたがって若干太くなって安定感を与えているのですが、この大倉記念館は逆に下にいくほど細くなっているんです!
最上階の3階部分なんて、まるで野球のバットが並んでるみたいだよなァ~

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一回りして外観の複雑な造作を楽しんだあとは、いよいよ館内へ・・・
しかし・・・石造りのエントランスには圧倒されてしまいますねェ~

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さて、重厚な扉を開けて中に入ると、
そこには荘厳ささえ感じさせる素晴らしい空間が・・・!

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テクスチャーとして選ばれた、外観とは対象的な黒っぽい石によるデコラティブで緊張感を与えてくれる内装・・・
それに木製の椅子が安らぎを与えてくれます。

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そして吹き抜けの天井は黄色がかった光で満たされた世界・・・

なんか、精神文化研究所として建てられたこの建築物らしい眺めだよなァ~

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ちなみに内部の柱もこの通り下にいくほど細くなってました!

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一階に隣接する談話室・・・
教会にでもありそうな木製の長椅子が向かい合わせになっています。

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さあ、では石の階段を登って二階へ・・・

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そこは素晴らしい景観とともに、黄色く輝く”希望”を連想させる空間により近づくことができる場所でした。
う~ん・・・
悩んでる時なんかにここに来たら・・・すぐに洗脳されちゃいそうだァ~???

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あれあれ、地下部分に降りて探索しているうちに、そろそろコンサートが始まりそうです。
じゃあ僕もこのへんで失礼しようかな・・・

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建物の外にでると、なんかホッとした気分・・・

大倉記念館はその外観からイメージできるギリシャの底抜けの明るさとは真逆の、実に不思議な気分にさせてくれる近代建築なのでした。。。