イメージ 1

さて、昨日の記事の続きなのですが、料亭「大友楼」での食事のあとは兼六園を訪れました。誰もが知る、金沢を代表する観光地・・・

イメージ 2

庭園に入るとすぐに目に入ってきたのは、まるでさきほどの「大友楼」で繰り返し使われていた艶っぽい桃色を思いおこさせるような見事な紅葉・・・


ところで僕は、この兼六園の庭園ももちろんなのですが、周囲やその中に点在している昔ながらの茶店にも興味がありました。

イメージ 3

人通りの多い通路に面した「兼六亭」・・・

イメージ 4

少し外れの方にある「時雨亭」・・・

イメージ 5




そして僕が訪れたのは、瓢(ひさご)池のほとりに佇む「三芳庵」でした。

イメージ 6

イメージ 7

池に向かって坂を降りていくと、右側には茶店と呼ぶにはあまりにも立派な日本家屋・・・
茶店とは言っても、実質は料亭なんですけどネ!

イメージ 8

で、この茅葺屋根の建物は「夕顔亭」という兼六園で最も古い建築物・・・
安永3年(1774)に前田家の茶室として建てられたそうなので、もう250年近く前のモノ!?

イメージ 9

ところでこの「夕顔亭」の前の道を挟んで反対側にあるのが瓢池なんですが、


そこに浮かぶように建っているのは・・・

イメージ 10

イメージ 11

「三芳庵」は兼六園が一般の人々に開放された明治8年に、前述の「夕顔亭」を管理するためにさきほどの大きな本館が建てられたのですが、同時に池に浮かぶようなカタチで造られたのがこの「水亭」でした。

実は、
ここに・・・来てみたかったんですよネ!!

イメージ 12

さっそく中を覗いてみると・・・誰もいません!

イメージ 13

それをいいコトにちょっと失礼して・・・

イメージ 14

目の前に緑の瓢池・・・
なんだか句会でも催せそうな、あまりにも風雅な光景です。

東屋風の外観とは真逆の赤いベンガラ壁も素敵・・・

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

イメージ 19

さて、いつまでたっても店の方がこないんですが、どうやらこの時間帯はオーダーがあるときには本店に直接伝えないとダメみたいなので、一旦外に出て抹茶と季節の生菓子のセットを・・・

イメージ 20

イメージ 21

イメージ 22

茶器にゆらめく深い緑色の抹茶は、まるでここから眺める深山幽谷を模した兼六園の景色をギューっと凝縮したかのような小宇宙!?

イメージ 23

イメージ 24

イメージ 25

イメージ 26

同様に日が暮れていくにつれて・・・瓢池の色も、ますます抹茶を思わせる深みを増していったのでした。。。