きょうは、お世話になった先輩の葬儀に出席しました。
奇しくも池江璃花子選手と同様の病と戦った末に天に召された彼は、
僕よりも僅か二歳上・・・
なんともやるせない気持ちで、同僚と酒でも飲むことにしました。
訪れたのは、神楽坂・・・
東京を代表する花街、オトナの歓楽街です。
すっかり暗くなった神楽坂。
その風情を楽しむために、ちょっと路地を散策・・・
その中でもやはり一番この街らしいのは、老舗居酒屋「伊勢藤」のある石畳の路地でしょうか・・・
道なりに下ると、旅館「和可菜」のあるエリアへ・・・
これぞ神楽坂・・・・!
とでも言うべき光景です。
さて、腹も減ってきたのでさっそく目的の店、
「たつみや」へ・・・
終戦直後の昭和23年創業のままの姿を残す、神楽坂随一の老舗鰻屋です。
その余りにもノスタルジックな店構えは、
『そういえばこんな雰囲気の店、子供の頃親に連れてってもらったよなァ~』
といった郷愁の念を、僕のような年代のオッサンは感じてしまうんですよネ・・・
さっそく暖簾をくぐって店の中へ。
そこには、なんかホッとするかつての古き良き日本の大衆的な料理屋の空気が流れていましたョ!
で、さっそくキリンラガーで献杯・・・
酒の肴は、豪勢に鰻の白焼きです!
脂ののった冬の鰻・・・
こりゃ~酒がすすむよなァ~
そしていよいよ鰻重の登場!
肝吸い・お新香付きで3500円!
都心でこの値段・・・結構良心的だと思うのですが、
それ以上にふっくらした蒲焼きと、甘くもなく辛くもない絶妙なタレの味にちょっと感動です・・・
嗚呼…もう大満足・・・というか大満腹!?
僕の勤務する会社の大先輩であるアラーキーを始め、岡本太郎、井伏鱒二らの文化人、極めつけはジョン・レノンとオノ・ヨーコが訪れたというこの「たつみや」・・・
そこは、
あと少しで平成も終わり、ますます遠く感じられる昭和という時代を、旨い鰻とともに色濃く味わえる、実に魅力的な空間なのでした。。。
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