1990年前後の頃でしょうか・・・
海外出張でヨーロッパに向かう途中、JALの機内誌に掲載されていたshoppingのコーナーで見かけた、グリーンのキャンバス地にブライドルレザーが奢られた1~2泊用の小振りなスーツケース・・・
滞在中も気になってしょうがなくて、帰りの便でも買おうかどうしようか迷った挙げ句に見送ってしまった英国製の鞄、それがこの Papworth ブランド、Swaine Adeney & Brigg 製の洒落たスーツケースでした。
当時はいろいろ出費が重なって結構苦しかったので買わずに我慢してしまったのですが、イギリスブランドの中でも特に好きな Swaine Adeney & Brigg・・・
後悔を残したまま、長い時間が過ぎていきました。
もちろん日本の店では売ってませんでしたし、なにしろインターネットなどは無かった時代ですからねェ~
それが先日たまたま海外サイトに売りに出されていたのを発見したんですョ!
それも少し傷がついている程度のとても状態のいい個体が!!
少し値は張りましたが、そこは30年来の憧れ・・・
思い切って遂にゲットしちゃいました。
英国から届いた大きな包みを開けると、ほとんどヤレてないキャンバス地に艷やかなブライドルレザー・・・
嗚呼、やっと手元に来たんだなァ~
思わず感慨に耽ってしまいます。
なにしろキャンペーングッズを開発する仕事をした時には、これに似せた鞄を指示して造らせちゃったくらいでしたからねェ~
内張りのバックスキンもなかなかエレガント・・・
さあ、ゴールデンウイークには、コイツをE-TYPEの助手席にでも乗せて、プチ旅行にでも行くか?
いやいや、やっぱ渋滞しそうだから同じくグリーンのキャンバス地と革で造られたトリッカーズのストレートチップを履いて、電車で鄙びた温泉でも行こうか・・・
僕の脳内は、既に旅することで一杯になってしまっていたのでした。。。
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