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さて、前回の記事では「ますや旅館」の外観についてをお伝えしましたが、
今日はいよいよその内部をご紹介させていただきます。

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玄関を入った場所にあるロビー。
外光があまり入ってこない空間には、様々な信濃の民芸品が飾られています。

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ソファに座って宿帳に記入した後は、女将さんに案内されて宿泊する部屋に・・・

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着物姿の女性が歩きやすいように通常よりも半分ほどの段差しかない木製階段・・・
これ、ある意味昔のバリアフリー化かな?

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で、通されたのは二階の角部屋である「58番」。
8畳+6畳の立派な座敷です。
一人旅の僕にとっては申し分ありません!

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恐らくは大正時代くらいに造られたのかもしれませんが、
伝統的な意匠、廻り縁からの素晴らしい眺め・・・もう最高です!

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ゆったり腰掛けて窓を開け放ち、
信州の山々や明治時代に竣工となった木造三階建ての豪壮かつ美しい本館を眺めながらビールを飲む・・・
僕にとってはある意味究極の贅沢かなァ~

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ところで肝心の温泉はというと、途中に蔵なんかがある長い廊下を歩いた先、

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卓球室の近くに露天風呂も一緒にあったのですが、ビックリするほどの温湯でした。
子宝に恵まれる効能があるらしいんですが、
まァ僕にはカンケーないか・・・?

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温泉から出たら、
いよいよ夕食です。
ビールとともに、
まずは信州の山の幸、川の幸・・・
お約束(?)の蜂の子もちょっぴり。
味が濃いのでちゃんと食べれましたけどネ・・・

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お刺身は信州サーモンと鯉。

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山菜の天ぷら・・・

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焼き魚はイワナです。

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そして再び鯉の煮物と汁物・・・

やはり泊まったのが5/5だったから食卓に鯉がノボるのかなァ~!?


郷土の味を堪能し終える頃には、
日が落ちて山間の小さな温泉地はすっかり闇に包まれていました・・・

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ほろ酔い加減で部屋に戻ると、昼間とはまた違った夜の素敵な「58番」の顔が・・・

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そして翌朝・・・

それ以上の素晴らしい光景を
この「58番」の部屋からは眺めることが出来ました。
赤みが射した、信濃の山々・・・
澄んだ空気のなか、
日の出を受けて光るガラス戸・・・

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『印象・日の出@ますや旅館58番』・・・
という作品にでもしてしまいたいくらい!

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と、そんなふうに朝の時間を過ごし、
朝食を食べてからチェックアウトすることにしたのですが、

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最後に島崎藤村が逗留して作品を書き上げた「藤村の間」を見せていただきました。

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やはり眺めは素晴らしい~

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だけど木造三階建て大型旅館建築の迫力ある姿を拝めるぶん、
僕が泊まらしてもらった「58番」の部屋のほうがいいかナ・・・


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幸いにもGW最後の二日間を過ごすことが出来た「ますや旅館」・・・
日本人が頭に描く、”山あいの鄙びた温泉宿”というイメージをこれほどまでに具現化している旅館も今では珍しいのかもしれません。
しかし、
登録有形文化財にも当然指定はされていますが、
木造三階建てという高楼を持つ古い建築物に対しての国からの安全対策の要求は年々厳しくなり、その費用が旅館の経営を圧迫する傾向が強まっているそうです。
隣の別所温泉にあった木造四階建て「柏屋別荘」もそれが要因のひとつで廃業・・・
日本という国は、伝統的な旅館建築を文化として守ることに必然性を感じていないようです。

僕たちに出来ることは、せめてこういった希少な旅館を頻繁に訪れてみる・・・ということだけかもしれませんネ。。。