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さて、上田で重文の常田館製糸場を訪れたあとは、柳町という処にやってきました。

ここには、北国街道の宿場町として栄えた当時の面影を残す街並みが・・・

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但し、例えば僕が2年前に訪れた美濃市や岩村の街並みに比べるとその規模は小さく、この岡崎商店サイドに数件の旧い町家が残っている程度。

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地名を表す柳の木もちらほらあるくらいかナ・・・

しかしここは、真田氏の城下町、近代産業の担い手となった蚕都、そして交通の要衝として栄えた宿場町・・・という3つの顔を持つ上田という街を語る上では欠かせない存在なのかもしれません。

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で、ちょうど昼時だったので、懐かしい郵便ポストの向こう側に見える白壁の商家、
目立つ木彫看板が掲げられた老舗蕎麦「おお西」に入ってみることにしました。

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「おお西」は、北国街道沿いにあった築三百七十年の生糸問屋の建物を改装して営業している信州蕎麦の店なのですが、十割の発芽そばをウリにしています。

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店内はGWの最終日とはいえガラガラ。

なので靴を脱ぎ、豪快なテーブルが並ぶ座敷席に陣取って、まずはビールを。

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大きく改造してあるとはいえ、江戸時代から続く町家の雰囲気は至るところに散見され、店全体には光と影が美しい日本建築らしさが・・・

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さあ、いよいよオーダーした舞茸の冷天そば大盛りが出てきました。

僕は蕎麦通でもなんでもないんですが、夏日の上田市内を歩き回ってきた身にとっては、もう極上の旨さ!

舞茸の天ぷらはビールのツマミにもなりますしネ。



ふう~
腹もいっぱいになったし、涼し気な日本家屋で実にいい休憩になったよなァ~

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街並みとしては大したことないなんて言ってしまいましたが、
なんのことはない…
知らず知らずのうちに、
上田・柳町・・・北国街道の宿場町でのしばしの休息を求めた古の旅人と、
全く同じ体験をリアルにすることとなった、「おお西」でのひとときなのでした。。。