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今週に入って、カラッと晴れて気温も高い日がもどってきました。
ヒトは、暑くなるとなぜ鰻を食べたくなるんだろう・・・?
ということで、月曜日は会社を遅めに抜け出して神田へ向かいました。

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リベットだらけの昔懐かしいJRのガード下を歩いて大きな交差点を渡る・・・

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するとそこには、まるで時代に取り残されたかのような、
しかし凛とした風格を持つ小さな間口の店が・・・

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ここは、ふぐ料理の老舗割烹「満寿家(ますや)」。
平日の昼だけは鰻を供しているのです。

何度か神田で飲んだとき、この店の前を通る度に気になっていたのですが、
やっと来ることができました!

初夏を思わせる爽やかな白暖簾をくぐって、さっそく中へ・・・

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穏やかに迎えられた店内には白木のカウンター・・・
床には赤い絨毯が敷かれ、椅子には白いカバー、
なんとも落ち着いた上品な昭和の香りが漂います。

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白い割烹着姿の女将さんによれば、
この「満寿家」の店舗は築90年以上。
神田須田町界隈同様空襲に焼けず、戦前のままの姿を今に残すのですが、
なんだか小津安二郎の映画にでも使われていそうな雰囲気ですよねェ~

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さて、本当はビールが飲みたかったけど勤務中なので我慢して、
折角訪れたので鰻重の上(4100円)を奮発してみました。

おしぼりとお茶が運ばれ、
次にお新香と肝吸いが運ばれ、
そして遂に・・・


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やってきた鰻重上は、蓋を開けるとご飯が見えないどころか
鰻が重なっちゃってます!
これがホントの鰻重!?
1.5尾ぶんを使っているってコトでしょうか・・・??

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さっそく山椒を振って、肉厚のプリプリした鰻にかぶりつき・・・

ご飯は僕の好きなカタめ、タレは辛くもなく甘くもなく絶妙なバランス、
蓋を開けたときは少し多いかなァ~とも思ったのですが、
あまりの美味さにあっという間に完食でした。

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神田駅徒歩1分で味わえる、戦前へのタイムスリップと極上鰻重・・・

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しかし、この「満寿家」の本領はやはりふぐなんだそうで、
二階のお座敷でいつか是非味わってみたいもんですねェ~
但し・・・その値段は約十倍はみておく必要がありそうなんですけどネ。。。