IMG_1377

先日の記事でご紹介したBAR「グリニッチ」が20時30分の開店だったので、
それまでの時間を潰すべく赤坂の繁華街を歩いていると、
茂みに覆われた素敵なエントランスを見つけました。
1960年代に造られた高級マンションの外壁を思わせるような、漆喰をコテでラフに塗りつけただけのざっくりとした質感・・・

その看板には、個性的なフォントで『生きてる珈琲 コヒア アラビカ』!
どうやら珈琲専門店のようです。

IMG_1363

オトナの街、赤坂らしい雰囲気・・・
これは入らないワケにはいきませんよねェ~

IMG_1364

ということで、
瀟洒な造りの階段を踏みしめて地下へ・・・

IMG_1366

IMG_1365

珍しいRのついた木製階段は、
後で聞いたところによるとイタリアのデザイナーの手によるものなんだとか・・・

IMG_1367

さて、地下の店は思ったよりも広く、明るく、件の壁と木製の調度品と鉄製の飾りが都会的なエッセンスを醸し出しているとてもシンプルな空間・・・

確かに旧い喫茶店なんだけど、この店から感じるのは郷愁やノスタルジーではなく、
洗練されたエレガンスです。

IMG_1370

IMG_1368

この「コヒア アラビカ」は1968年のオープン。
なので51年の歳月を経てきているのですが、
半世紀かけて熟成されたことによる”品”のようなモノも漂っているような・・・

IMG_1369

なので、お値段のほうも1500円~!
ドトールやベローチェに慣れた新橋のサラリーマンには
久々の4桁珈琲(?)なんですが、
そういえば昔銀座にあった高級喫茶は相対的にもっと高く感じたからなァ~

IMG_1371

で、僕はなめらかなクリームで充たされたウインナー珈琲をオーダー。
残念ながら禁煙なので、純粋に珈琲を楽しむことに集中です。
確かに雑味がなくて美味い・・・

TBSを擁する赤坂、きっと芸能人やモデルなんかもここに頻繁に訪れたんだろうなァ~

IMG_1372

IMG_1375

赤坂「コヒア アラビカ」・・・
それはレトロ喫茶というよりはヴィンテージ喫茶。
とても洒落たセピア色に染まっていた店なのでした。。。