さて、水曜日に奥多摩の「丹三郎」で蕎麦を堪能したあとは
再び古里駅に戻り、青梅線の上り電車に乗り込みました。
車窓からは雨に霞む奥多摩の渓谷・・・
で、このまま帰ろうかなァ・・・とも思ったんですが、
気が変わって前々から気になっていた駅に降りてみることにしました。
それは、軍畑(いくさばた)駅。
なぜならそのホームからは、目の前に立派な茅葺き、いや、杉皮葺き屋根の民家が見えるからなのです。
数年前に氷川へ行ったときに気づいて以来、ず~っとチェックしたかったんですよネ・・・この建物。
さっそく簡素な駅舎(もちろん無人)を抜けて駅の外へ・・・
火の見櫓越しには幾分開けた多摩川の扇状地・・・
目指した旧家はホント駅前にありました。
なんだか旅館や料亭のような入り口だよなァ・・・
その角は立派な石垣。上には蔵が・・・
どうもこちらの門が正面みたいなのですが、
この山崎家はこの地で代々林業を営む元は名主さんなんだとか。
屋敷をひと回り・・・しかし広い敷地の中心にある母屋の全貌は、周囲の黒塀に隠れてなかなか姿を確認することが出来ません。
ならばと小さな踏切を渡って反対側を登って・・・
すると、鄙びた山門が姿を現しました。
少し登ると、遠くの山々が見渡せる実に素敵な風景・・・
きっと、数百年前から変わらぬ眺めなんでしょうねェ~
お地蔵さんを左手に、本堂と大きな灯籠も見えてきました。
ここは、東光寺・・・
軍畑駅北側の山沿いに建つ曹洞宗の寺院です。
創建は1558年とのことなので、既に461年の歳月を経ていることになりますが、
ヒトの気配はなく静寂に包まれ・・・
しばし、その寂しげな光景に見入ってしまいます。
さあ、あと15分ほどで上り青梅行きが来るので再び線路の反対側へ。
遠くに見える赤い鉄橋・・・
なんだか青梅線電車の写真を撮りたくなってきてしまいました。
駅に戻って時刻表を確認すると、
下り電車がすぐにやってくるじゃありませんか!
鉄橋へ急ぐも、その途中で踏切がカン・カン・カン・・・
咄嗟に脇道に入り込んでスマホで・・・
下り奥多摩行き電車は、スーッと静かに軍畑駅のホームに吸い込まれていったのでした。。。
アドリブが一人旅の醍醐味ですね。
数百年前から変わらぬ景色、素晴らしいですね。
鉄橋の電車、良いタイミングでしたね。
赤い鉄橋上の青梅線・・・
少年のようなフットワークのwk4868さん・・ワクワク感が伝わってきました。
ofc 様
青梅線沿線はホント命の洗濯が出来る場所なんですよね〜〜
あ、でも丹三郎に行く途中の道ではトラックに混じって所謂走り屋が飛ばしていましたョ!
ドライビングプレジャーを味わえる場所でもあるみたいです。。。
何しろ駅のホームすぐのところにある茅葺き民家ですからね〜
降りてみると、人影のない寂しい集落…
ここが東京の一角であることを不思議に感じましたョ。。。