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今年の締めのコーヒーブレイクにやってきたのは、銀座「カフェ・ド・ランブル」でした。
長崎センタービルの裏の路地にひっそりと佇む珈琲専門の老舗カフェ、創業1948年とのことなので、
今年でもう71年になるんですねェ~

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この店に初めて来たのは、確か昭和56年・・・社会人1年めの時。

僕は広告会社で働き始めたのですが、配属された部署が地方新聞を扱っていたこともあり、
中国地方にある地方紙の東京支社(多くの地方新聞の東京支社は銀座に集中しているんです)の部長さんに連れてきていただいたのが最初でした。

扉を開けて、入り口に積んである珈琲豆が入った麻袋を目にし、充満しているなんともいえない芳醇な珈琲の香りで満たされると・・・ふとそんな昔のことも思い出してしまいます。
まさしくセピア色・・・じゃなくて店の名にちなんで琥珀色の想い出かな?

以来、銀座で日常とはちょっと違う世界に浸りたいときに、最初に来たときと寸分違わぬ店構えで珈琲を飲ませてくれるこの店を訪れるようになりました。

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内装は濃淡のスモーキーな色合いで覆われたいかにも珈琲を楽しむことに徹した空間、
それも歴史を刻んできた空気に支配された空間です。

まるでカップにみたされたブラック珈琲を思わせる丸いテーブルの中央には、
店の名前が刻印された鉄製の灰皿・・・
そう、嬉しいことにここは喫煙可能なんです。

coffee and cigarette・・・やっぱコーヒーブレイクはこうじゃなきゃネ!


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そして運ばれてきたストレートのブラジル・・・
並んだラウンドテーブルと溶け合って、僕の目の前には珈琲ブラウンの小宇宙が!?

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昭和、平成・・・
戦後、復興する銀座の片隅で長年その様子を見守ってきた「カフェ・ド・ランブル」・・・
その重厚な味と香り、そして歴史が織りなす " something " を感じることのできた、
令和元年最後のコーヒーブレイクなのでした。。。