きょうは午後の仕事をサボって、再び映画『FORD vs FERRARI』を観てきました。
映画自体も公開2周目なんですが、僕自身も早くも Lap 2 に突入!?
最初に観たときよりも短く感じた今日の二度目は、
コーフンしたあまりに一度目の観賞では気が付かなかった素敵な描写を確認することも出来て、
とても有意義でした!
例えばトップを走っていたケン・マイルズがフォード上層部の司令を受け入れて3台同時にチェッカーフラッグを受けたために、後方からスタート(予選ラップが遅かったがため)したマクラーレン/エイモン組に優勝を譲る結果となってしまった直後、失意のマイルズがルマンのピットを仰ぎ見るとエンツォ・フェラーリが彼に対して帽子をとり、静かに敬意を表していたシーンなんかには思わずジーンとさせられます。
ところでウチのガレージに眠っている数々のいにしえのクルマ雑誌の中で、
「カーマガジン」の1966年9月号にはこのレースの詳細を日本レース界のレジェンド、式場壮吉さんが現地でレポートした記事が掲載されていましたョ!
その記事によれば、
ルマンの主催者はヘンリー・フォード2世に、
”どのフォードGT40を1位にするのか?”
と相談したそうです。
ヘンリー・フォード2世の答えは、
「ルール通りにしてください」・・・
それ故の、この結果でもあったんですねェ~
ではその式場壮吉さんのレポートの全貌を!
画像は拡大できますので、この映画にご興味ある方はぜひ読んでみてください~
いかがでした?
FORD vs FERRARI by 式場壮吉!
さて、この雑誌の別の記事に書いてあったのですが、
フェラーリが完敗に終わった要因のひとつは、当時のフェラーリF1チームのエースだったジョン・サーティーズが出場しなかったことが挙げられるそうです。
前年にクラッシュして怪我を負ったサーティーズのパフォーマンスが未だに回復していないとして、スクーデリア・フェラーリが出場を許さなかったらしいのですが、激怒した彼はルマンが終わった直後にロンドンに帰り、フェラーリとの決別を発表・・・
二輪と四輪の両方で初めてチャンピオンになったテクニシャンがもし参加していれば・・・
もしかするとフェラーリP3も全滅することはなく、優勝は無理だったとしてもフォードの1~3位独占を崩せていたかもしれなかったですねェ・・・
さて、 Lap3 は・・・果たしてあるのかなァ。。。???
四つ葉マークのレーシングメイトを立ち上げた頃?なんですかね。
貴重な「カーマガジン」お持ちなんですね。
そういえば式場さんってグリーンのAC cobra 427 をお持ちだったんですよね〜〜
奇しくもこのルマンでフェラーリを破ったフォードGT40と同じエンジンだったんですョ。。。
おっしゃる様に細部の理解が深められそうですね。
自分も仕事で一人あたりのラップタイムを、問題のない範囲であげようと思ってます。
貴重な資料を紐解くのも至福の時ではないでしょうか。
現在では一度劇場上映が終わってしまうとスクリーンの大画面では観れなくなってしまうので、今のうちに複数回足を運ぶつもりでした。この映画はブルーレイじゃなくてやっぱり大きなスクリーンで楽しみたいですからね〜!
完全に周回遅れとなってしまいましたが、エンツォのGOAK後のシーンは自分も"心のファインダー"に深く刻まれてます・・・。
貴重なアーカイブをお持ちとは流石です・・・👍
恥ずかしながら初めて観たときは冒頭から大好きなアストンマーチンDBR1が出てきたのですっかりコーフンしてしまい、エンツォの仕草は見逃していました。
ある意味この映画を象徴するいい描写でしたよネ。。。
何かの雑誌でリポートを読んだ覚えがあるのですが、どの雑誌か忘れていましたが,おかげさまで古い思い出がよみがえりました。
やはり映画館で見ないと後悔しそうで少々焦っています。
mer 様
お体に無理ないようにが一番なんですが、
やはりスクリーンの大画面で観たい映画ですよね〜
この記事の最初には式場さんがカメラを持ってコース脇にいる写真もあって、貴重な経験されたんだなぁ〜って感じました〜〜
私も先日IMAXで見てきました。
突っ込みどころはいくつもあるけれど(笑)映画なんだし 重箱の隅つつくのもナンセンス。
この時代のレースを映画にしてくれただけでもありがたいです。
レプリカであってもCGを避け実車で撮影したことも評価したい。
ところでちょっと思ったのですが、マイルズがシェルビーのファクトリーで
ラジオでフランスのレースの実況を聴いているところに奥さんが訪ねてくるシーンが出てきます。
あれって65年のルマンなんでしょうか。
彼は実際にはブルースと組んでレースに出てリタイヤしています。
映画的にテーマがぼやけるので65年に出ていることは無しで話を作ったのだと思いました。
予告編でレストランで〝フェラーリを倒すのに何年かかる?
200年か?いや90日だ〟というあのシーンも。
映画はたった3ヶ月の奇跡的な物語と思いがちですが、本当は1年以上前からの
お話なんですよね。
リヴェントロウもハンスゲンも出てきたし(笑)2度目もまた観てみたいと思った良い映画でした。
いや、ホント突っ込みドコロも満載でしたけどねェ~
もう冒頭からアストンDBR-1が59ルマン仕様ではないリアビューでしたし、妻が登場する場面、果たして当時のミニに三角窓があったのか?アイアコッカがスライドでプレゼンした時にボンドカーのアストンはあったのか?フォードの役員が初めてフェラーリを訪ねた時(1963年?)に既に275GTBやP3/4が存在したのか?
そもそもGT40はアメリカ製みたいに見せてたけどローラと英国フォードがつくった英国車なんじゃないか?
とかいろいろあるにはありますが、
映画として分かりやすく成立させるための手段?と理解しています。
圧倒的な映像と出来の良いフイルムを前にすると、もうどーでもいいコトと思えて来てしまいましたョ。。。