相変わらず収束の気配が見えないコロナ・ウイルスですが、
そのために増えた家にいる時間を使ってひたすら本を読んでいます。
で、そのうちの一冊が、古い作品ですが大藪春彦の『全開(フル・スロットル)で飛ばせ』。
表紙カバーには拳銃とフェラーリ365GT/4 BB!
オムニバス形式で10の短編から成り、各々違ったクルマたちが登場します。
・ポルシェ911s
・ランチア・フラヴィア・クーペ
・フェラーリ275GTB
・アストン・マーティンDB6
・フィアット・アバルト1000ビアルベロ
・シェルビー・コブラGT500
・マゼラッティ・クアトロ・ポルテ
・アルファ・ロメオ1750GTV
・スカイライン2000GTR
・ランボルギーニ・ミウラP400
※呼称は作品と同一にしています
以上の10の名車なんですが、
あれ?
表紙のフェラーリ365GT/4 BB はいないじゃん!?
中身は荒唐無稽というかなんというか・・・
でも今の窮屈な時代には出来ない感じの表現とかもあって
なかなか楽しませてもらいました。
外出することがまるで ” 悪 ” みたいな風潮の現在、
クルマ好きにはこの上ないエンターテインメントかもしれませんョ!
なんと言っても中古の文庫本がタダ同然で手に入りますしネ!!
でも読み終わってからなんとなく思ったんですが、
コレ、もしかしたら随分と昔に手に入れて読んだことあったかも知れないなァ。。。??
車好きが楽しめそうな小説ですね。
昔からモデルガンに興味あります。
でもモデルガンを集めていたら、いつか本物が欲しくなりそうで、自制してます。
ofc 様
この小説、やたらに専門用語が出てきてそれに対する注釈もついています。
クルマについてはだいたい分かるんですが
ガンについてはさっぱり分かりません。
銃や武器に詳しい方はより楽しめそうですョ〜〜
五木寛之さんも車の出てくる小説を書いていますね。「雨の日は車を磨いて「」とか。
バイク小説なら片岡義男さん、若者に大人気。
矢作俊彦さんの「エンジン「」や少々古いが「舵を取り風上を向くもの「も面白いですよ。
mer 様
僕も「汚れた英雄」は以前読みました〜〜
ある程度具体的にクルマが出てくる小説って、探すとなかなかないんですが、読んでるとたまたま登場するってパターンが多いように思います。
ジャガーについては大江健三郎さんの初期の作品に出てくるんですよね〜
表記は確かジャギュアなんですけどネ。。。
オーヤブハルヒコさん・・
作家で良かった!・・お医者さまなら大変・・オーヤブ・・(笑)
蘇る金狼…確かカウンタックが出て来ましたっけ?
数年前に地方の映画館に観に行った記憶がありますョ!
クルマとオンナと殺しとガン…
10話とも同じような内容ですが、
何故か引き込まれてしまうんですよね〜〜
フルスロットルで飛ばせに登場するアルファ1750GTVは右ハンドルの設定だったと思います。クルマとエロティックがセットになった痛快な小説ですね!
こちらこそご無沙汰しております~
はい、ブリティッシュレーシンググリーンの右ハンドル仕様と記されていました。
数多のクルマや銃の専門用語に※の注釈がついているスタイルは、
そのだいぶ後に出版された『なんとなく、クリスタル』にも影響を与えたのかなァ~って思いましたョ。。。