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さて、伊東温泉の中心である旧東海館と旧いな葉旅館が連なる場所のすぐ近くには、
これまた昭和の時代を濃縮したようなBARがありました。
トリスバー伊東・・・
一人旅の醍醐味?、伊東温泉の寂れた歓楽街をウロついて2軒の酒場に入り、
最後にやってきたのがこの1955年創業の店でした。

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かつてはあれほど多かったトリスバーも、今では日本全国で数えるのみ・・・
僕が行ったことがあるのも、銀座「ブリック」、中野「トリスバー」、そして惜しくも焼失してしまった大阪「十三トリス」くらいのものなんですが、アンクルトリスの看板が吊るされたノスタルジックだけど綺麗に保たれている建物の階段を登ると・・・

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そこには昔ながらの山小屋風のライティングが施された仄暗い空間が・・・
ふと壁にかけてある年季の入ったサミー・デイビス・ジュニアのポスターパネルを目にした瞬間、
僕のアタマは昭和の時代にワープです!

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ボトルが所狭しと並べられたカウンターに腰を落ち着けて、まずはジントニック・・・

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二杯目は久々にグレンモーレンジを。

もう学生じゃないんで、サスガにレッドやホワイトじゃないよナ・・・
そんな自分の選択にも、昭和があまりにも遠い時代になってしまったことを思わず実感してしまいます。

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さすがに3軒も回ると、酔いも回ってきてしまいました・・・
さあ 今宵は、正体不明の疫病など皆無の、ある意味平和だった昭和の時代の夢でも見れそうです。

でも、そんな酔っ払いオヤジの安っぽい感傷をまるで見透かしたかのように、
帰りがけ、闇に浮かぶアンクルトリスがニヤっと笑ったような気がしたのでした。。。