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『EGOISTE』・・・といっても僕のことじゃありません。
(ま、たまに言われることもあるし、否定はしませんが・・・)

数年に1度発行される、フランスの雑誌ということは分かっているのですが、
それ以外はよく分からないという不思議な雑誌です。
しかも存在自体が美しい・・・ってカンジです。

リチャード・アヴェドンやヘルムート・ニュートンのモノクローム作品を登場させ、
全編フランス語、大判でしかも綴じていない・・・
いつ発行されるか洋書店の店員さんもわからない・・・
謎だらけです。

六本木の青山ブックセンター(だいたいが飲みに行く前に立ち寄るのですが)や
八重洲ブックセンター、はたまたインターネットなどで
やっとno.12からno.15まで集めました。

特に素晴らしいのが掲載されている広告です。
カルティエ、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネル、パテック・フィリップ・・・
錚々たるブランドが、この雑誌のための広告を数ページにわたって繰り広げています。

写真はno.14に掲載されたカルティエとルイ・ヴィトン。
パリのカルティエのショウウインドウを覗き込むパンテール君が店に入ろうとしています。
(パンテール君はこのあと店内でキラキラしているパンテールの品定め・・・)

ルイ・ヴィトンの広告は、ダミエ柄のラゲッジを持った、モノグラム柄のワンピースを着た女性が
空港で男性にエスコートされるのですが、ワンピースも実はラゲッジで、
男はこの女性を荷物のように持ち運び、
遂には預かり荷物のベルトコンベアに乗せてしまいます。
ルイ・ヴィトンは、別の号ではモノグラム柄の棺おけまで登場させてました。
日本の広告主では考えられませんよね。

僕はずっと広告の仕事をしてきたので、
これらの”あまりに自由な”広告表現に憧れ・・・というか畏れさえ抱きます。
でも日本的な文化を持つグローバル企業、たとえばキッコーマンなんかが
『EGOISTE』に広告を出してくれたら・・・
きっと素晴らしいことだと思います。

ところでno.16って出たんだろうか?
このところ完全に”新橋のサラリーマン”化してるので、
洋書店とかに縁がありません。
来週くらい、久々に六本木でも行ってみようかな・・・・