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TBSの「世界遺産」という番組をたまに観るんですが、
ヨーロッパの古い都市を紹介する時に
よく”旧市街”という表現をします。
イスタンブール旧市街とか・・・
この言葉、グっと刺さります。

東京は下町・山の手と区別しますが、
歴史ある港町、横浜こそは”旧市街”と”ニュータウン”
という呼び名がふさわしいと思います。

僕は小学校4年まで目黒に住んでいたのですが、
年に数回、親に連れられて中華街とか伊勢佐木町とかに行きました。
そして、いつのまにか「YOKOHAMA」という響きに憧れを抱くようになっていました。
地図が大好きだったので、横浜の港に面した、地図で赤くなっている部分、
(都市部の人口密集地帯は赤で表現されていました)
そこが僕にとっての憧れの「YOKOHAMA」、すなわち”旧市街”でした。
当時(約40年前)人口110万人だった横浜の赤い所(=旧市街)は
横浜、桜木町、関内、石川町の周りと京急沿線の歓楽街、
そしてその最も象徴的なエリアが昔から”最強のデートコース”だった山下町界隈なのです。

前置きが長くなりました。
今日は、山下町の老舗ドイツ料理、「ホフブロウ」へ行きました。
大学生の時に行って以来、二十数年ぶりです。
当時はドイツ人っぽいオバアさんが店を仕切ってましたが、
さすがにいらっしゃいませんでした・・・・

ドイツビールを飲み、ソーセージや横浜名物の四角いピザを食べて
楽しい時間を過ごしました。

帰り際、新装なったマリンタワーがパープルにライティングされて綺麗でした。

港町は新しいモノをドンドン取り入れて行くDNAを持っていると思います。
でも一方で、港町特有の猥雑さ、怪しさ、危険な香り・・・も失ってほしくありません。
時代の流れとは言いながらも、
人間味のカケラもない「みなとみらい」や、妙にキレイになってゆく赤レンガ~大桟橋、
取り壊される古い倉庫や撤去される貨物線・・・・
好きな「YOKOHAMA」がどんどん”除菌処理”されていくようで、
「ナンだかなー・・・」と思う今日この頃です。
オヤジの戯言かもしれませんが・・・