筑波山麓の城下町、真壁(茨城県桜川市)に行ってきました。
まず驚いたのが、
ここには公共交通機関が全くないということです。
かつて関東鉄道 筑波線という非電化の私鉄が常磐線の土浦から水戸線の岩瀬まで走っていました。
真壁はその沿線でも比較的大きな町でしたが、1987年に廃線。
その後バスが走っていたものの、現在は早朝の一往復のみとなりました。
つまり『陸の孤島』となってしまったのです。
8:05上野発の常磐線で土浦まで行き、
バスで筑波山口、そこからタクシーでやっとたどり着きました。
中学生のころから、いわゆる”秘境”を旅するのが好きでしたが、
古い街を訪ねるのにこんなに苦労するのは初めてです(いったい幾ら掛かったんだろう・・・)。
真壁は3~400メートル四方のエリアに、
昭和30年代そのままの典型的な地方の街が取り残されている・・・・
(奇跡的に残っている)・・・・という表現がピッタリの街です。
狭い街にいまでも現役の古い旅館が3軒、造り酒屋も3軒、
お盆なので閉まっている店も多かったのですが、
その他古い書店、和菓子屋、時計屋・・・・
2009年を感じさせるモノがあまりなく、そのまま時が止まっているようです。
(ちなみにコンビニは0軒!)
強烈な日差しの「終戦記念日」に
あたかもタイムマシンに乗って、
終戦直後の典型的な地方の町に迷い込んだ・・・・・
そんなSTORYを思わず描きたくなるような街でした。
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