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リビングルームのテーブル・・・・
秋の訪れとともにその”しつらい”を変えてみました。

フランク・ロイド・ライトがデザインしたアメリカ「シューマーカー」社の
カーテン生地から作ったテーブルクロスの上には、
オールドノリタケの胡桃の深皿が鎮座しています。
戦前の海外輸出用オールドノリタケは、
草花・木の実の精緻な描写やウイットに富んだデザイン、
それを可能にする日本らしい技巧を持ち合わせていて好感が持てます。

特に『盛り上げ(orモールディング)』の技法は、
アソビごころをクスぐります。
この深皿の真ん中部分にある3つの胡桃は石膏を盛り上げたダミー。
でもパッと見は適当に散らしてある本物の鬼胡桃と見分けがつきません。
また、大皿をとりまくサテライトのような胡桃を模した小皿(?)には
肉筆で胡桃の絵が・・・
なんかシャレてます。
ダミーも含めた胡桃やトチの実を狙っているのは、
ローゼンダール製の瑠璃色の羽をもつ小鳥です。
写真では分かりづらいのですが、
茶系が勝ちすぎのテーブル上に清涼感をもたらします。

フランク・ロイド・ライトのテーブルクロスのデザインも木をモチーフにしているのですが、
果たして樫の木で作られたこのテーブルの上に、
降り積もった落ち葉の中に木の実が見え隠れする、
秋の雑木林がうまく表現できていると良いのですが・・・