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今から2年ほど前のちょうど今頃、
京都の「嵐山吉兆」に行く機会がありました。
(船場吉兆事件が起きる少し前、嵐山吉兆は別経営なのですが、
風評被害は大変だったんじゃないかと思います。)

保津川沿いの道から少し入ったところで
「嵐山吉兆」は簡素な、しかし明らかに贅をつくした姿を現わします。
(”吉”の字は、本当は下が長いのですが、仕方ありません。)
手入れされた庭を抜け、小ぶりで飾りっ気のない玄関を入り、
庭に面した大広間に案内されます。

そこで趣向をこらした日本料理を・・・・・・
・・・・ってなワケがあるはずもなく・・・
実はテレビ番組の収録(ゲストは松岡修造さんとマリエさん)で訪れたのですが、
なんと僕たちの控室がこの豪華な大広間。
で、食事はスタッフが用意してくれた”お約束”のコンビニ弁当・・・・
「嵐山吉兆」の座敷で食べるコンビニ弁当の味は、
やはりコンビニ弁当以上でも以下でもないのですが、
出していただいたお茶やコーヒー(ちなみにUCCでした)は正真正銘”吉兆”デス。

で、そんな話よりも、
収録が終わりに近づいた頃合いをみて、
おそらく今晩この座敷にお招きするお客さんへのもてなしでしょう・・・
仲居さんが秋のしつらいを準備し始めました。
吉兆のテイストなのか飾り付けもシンプルですが、心和ませる様式美を感じます。

季節の移ろいにあわせて、部屋を飾ってアソぶ・・・・
そんな楽しさを教えてもらった「嵐山吉兆」での出来事でした。