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さて、「河鹿園」をあとにして、
多摩川の岸辺に沿った遊歩道を沢井駅方面に下ります。
学生がカヌーの練習をしていたり、釣り人が糸を垂れている姿を眺めながらすすむと、
岸辺になにやら妖しげな建物が・・・・

茶房「ついんくる」と看板に書いてあります。
まァ暑いし(半分はビールのせいですが・・・)、コーヒーでも飲むか・・・
と入っていくと、店の女性が「どちらでもイイですよ~」
最初イミが分からなかったのですが、”川に面したテラスでも、東屋(妖しい建物)の
二階でもOK”・・・ということが分かり、迷う事無く吸い寄せられるように東屋二階の座敷へ・・・・

なんでもこの建物は、昭和33年に向島の料亭を移築したものだとか・・・
ナルホド!下流だけに(花柳だけに)ね! 
もと料亭の建物で飲むのはコーヒーじゃなくて当然ビールだろ・・・・
ということで、ビールと味噌おでんを頼みます。
(ホントさっきと同じパターン・・)

しかしよくよく眺めると、この部屋フツーじゃない・・・
職人がこれでもかとばかりに色んな木材を使い、
様々な技法を駆使してコリに凝った造りです。
さっきまで居た、「河鹿園」の料亭建築とは根本的にナニかが違う、
家屋としての色っぽさ、ナマめかしさを感じます。

50年以上前、多摩川の代わりに隅田川を窓辺に映したこの部屋では、
夜ごと男と女の真剣勝負が繰り広げられていたんだろうナ・・・
なんてコトを思わず想像しちゃいます。
きっとそんな姿が、床の間のウネった柱や木製の奇妙な建具に染み込んでいるに違いありません。

「ついんくる」にはこの建物の奥にも、ステンドグラスが嵌め込まれた小さな洋館があります。
サワヤカな清流を前に存在する、妙に艶っぽい休憩処・・・
華やかな・・・しかし因果な夜の世界からアシを洗った姐さんが、
山奥に隠居してもなおその”業”はかくせない・・・・といったとこでしょうか。
妙な違和感、不思議さが残り、スーパードライの酔いもどこかに飛んで行ってしまった、
茶房「ついんくる」でのひとときでした。