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茶房「ついんくる」で不思議な世界に浸ってしまったのですが、
多摩川の清流を眺めながら歩いているうちに
”健全な”カンジに戻ってきました。
秋の花だけでなく、野生のミントが生えていたり、栗の実が生っていたり・・・
沢井駅を目指して急な斜面を登っていくと、
清酒「澤乃井」の醸造元が見えてきました。
奥多摩らしい、茅葺の屋根を持つ母屋の美しさは感動的です。

すぐ裏山にある沢井駅から再びJRに乗って青梅駅で下車します。
映画看板の絵師がいたことで、至る所に昔の映画看板があり、
街全体を”レトロ”で売り出している青梅ですが、
無理やりつくった感のあるレトロをウリにした博物館や赤塚不二夫記念館なんかより、
強いて言えば青梅駅駅舎やそのまわりの老朽化したビル、さりげない街並みや古びた商店に
1970年代の雰囲気を色濃く感じます。
(コドモの頃こんなだったよなァ・・・ってカンジです)
さっきの”茶房”でコーヒーを飲み逃したので、
最後に駅近くのクタビれたビルの2Fにある喫茶「シャノアール」でアイス・コーヒーを飲みました。

秋分の日らしく、青梅駅のホームからは暮れ始めた奥多摩の山々が望めます。
青梅線車両の行先を示すオレンジ色の明かりを見ると、
この街に宿るという”70年代の香り”に少しナットクしてしまいます。

これで”奥多摩レトロ建築めぐり”はオシマイ・・・・・・
って・・・・アレ?オカシイな・・・
いちばん最初の目的は御嶽の「玉堂美術館」へ行って
川合玉堂の美に触れるつもりだったんだけどな・・・・
いつから”レトロ建築”になっちゃったんだろ?

まッ、午前中に観た川合玉堂もイマひとつだったし(不思議とあまり感動しませんでした・・・)、
コレでイイのだ・・・・