(昨日も同じようなコト言ってましたが・・・・)
僕は長いこと広告会社に勤務してきました。
アイデアを実現すること・・・・
広告会社の仕事で何が最も重要か?
と聞かれれば即座にこう答えるのですが、
11月11日はなかなか合格がもらえない宿題のような日でした。
ある意味少ない投資で広告効果が最も高まるのは、
汎用性を捨て、あるタイミングに特化することだと思います。
「貴社にしかできない」
「今しかできない」
「この日にしかできない」
クライアントを説得しやすく、広告効果も期待できる”コロし文句”ですが、
これを具現化するアイデアを考えつくのは大変です。
11月11日・・・・1が4つ並んだこの日は、いろんなアイデアを膨らませることが可能な日・・・・
なのでいろんなコトを考えてきました。
但し、よくあるゴロ合わせではなく、ビジュアルに訴え、大きなスペースでこそ
表現できる・・・・ってコトが大事です。
●『11月11日はコンセントの日』という新聞全頁広告
⇒ずいぶん前に、ある家電大手のクライアントに提案しました。
普段何気なしに使っている家電製品をコンセントを通して生活者に振り返ってもらう・・・・
というコンセプトでしたが、宣伝部のトップ判断でNGに・・・・
やっぱ電力会社とかじゃなきゃダメなのかなァ・・・
●『11月11日は、ふたりで和食の日』という新聞全頁広告
⇒ある和風調味料メーカーに提案しました。
外食化、中食化がすすむ中で、和食は家庭料理ではなく、外食するものになってきています。
もちろん家庭食に簡単な非和食メニュー(パスタやカレーや焼肉や・・・)が
増えてきたのでアタリマエなのですが。
そこで二人で和食を食べる象徴としての2組の箸・・・・
もちろん置いてあるのではなく、二人が箸を使っているシーンでも構いません。
いいとこまで行ったのですが、予算が出ませんでした・・・・
ということで、今日は僕にとって”大事なナニか”を置き忘れた日、
このブログをご覧になっている広告関係の方、
来年の11月11日に、なにか素敵なキャンペーン、
やっていただけるとウレシイな・・・・
(最近はポッキーの日らしいんですが・・・・驚きがないですよね)
コメント