











伊勢街道に面した昔ながらのいわば”旧市街”
お伊勢参りの人々が
おそらくは通ったであろう道には旧家や商店が立ち並び
その上を懐かしいアーケードが覆っている・・・・
しかしほとんどの店はシャッターが下りていて人の姿も稀だ。
コンビニがないばかりか、数件の洋装店、呉服屋、酒屋、食料品店しか残っていない。
高齢化、役所の移転、近鉄駅側に人を取られた・・・・
色んな要因があるのだろうが、
何百年も続いた街並みは、
まさに今、最期の時を迎えているようだ・・・・
しかしだからこそ、
昭和の時代の、平和だった頃の商店街の”遺構”が、
現代化の影響を受けずに残されているような気がする。
それに加えて街道沿いに数百年続く旧家も並ぶ様は、
江戸から昭和まで栄えたこの街の歴史そのままを物語っているようだ・・・・
こうして写真を眺めていると
その歴史を事実上閉じようとしている街の”怨念”みたいなモノが感じられて
ちょっと寒気すら覚える・・・・・
「皆花楼」での夕食のあと
やることもないので
夜のゴーストタウンを彷徨っていると、
昼間はとても開いてそうになかった
お好み焼き「起世」に奇跡的に赤ちょうちんが吊るされていた。
思わず入って熱燗と豚玉を注文する。
一人で店を守る老女将の
「昔は良かったんやわ・・・・ここは桜井の一等地だったのに・・・
飲酒運転が厳しくなってからホントにお客さんが減ってアカンようになった・・・・」
何度も何度もくりかえされるその言葉が
冬の寒さを一層引き立てるのだった・・・・
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