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本多忠勝の城下町、
大多喜で宿泊したのが
江戸時代から続く「大屋旅館」です。

今の建物は道に面した部分は明治時代、
奥の増築した部分は大正時代のモノですが、
僕の泊まった部屋は増築部分の二階・・・・
古い建物を丁寧に修復してある部屋でした。

まるで江戸時代の旅籠がそのまま残ったようなこの「大屋旅館」、
館内も見どころ満載です・・・・

玄関の帳場はもちろん
電話室、宴会用の大広間、明治期に造られた客室、
レトロな浴室や洗面所・・・・

でも一番心地よく感じたのは、
郷愁を誘う”夏の薫り”だったのかもしれません・・・・

子供の頃遊びに行った
豊中や岐阜の祖父母の家・・・・
同じ日本の木造家屋の懐かしい薫りがこの旅館にはあるのです。

きっと
古い木材が、夏にだけ放つ共通した薫りが
僕の数十年前の記憶を呼び戻すのでしょう・・・・

翌朝、
すぐ隣にある参道の大鳥居に誘われて
夷隅神社へ・・・
蝉の声が響く木影にいると
まるで子供の頃に戻ったような錯覚を覚えました・・・・