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熱海の・・・その地名も 銀座町に、珈琲「ボンネット」はありました。
メインストリートから路地に入った映画館「ロマンス座」のすぐ隣・・・・

熱海という街は
タイトルにもあるように”昭和濃度”が非常に高い街なのですが、
それは量的なばかりではなく質的にも・・・・
この「ボンネット」という店を知ると、本当にそう感じてしまいます。

店名の由来は”女性の帽子”・・・・
てっきりクルマのボンネットだと思ったら同じスペリングでそんな意味もあるようです。

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扉を開けて中に入ると、店の中央に
カウンターとボックス席を隔てるようにオレンジ色の照明が印象的なディスプレイケース・・・・
これだけですでに1950年代のレトロフューチャーな世界に引き込まれてしまいます。

そしてこの店の細部を観察すればするほど
デザインされたロゴタイプ、壁に掛るイラストを使用したメニュー、テーブル、ソファ・・・・

ある一つの美意識に統一された美しさ~カッコよさがダイレクトに伝わってきます。
驚くべきことに、これらのアートワークは専門家に依頼はしたものの、
今も店を守る初老のマスターのセンスによるものとか・・・・

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三島由紀夫、谷崎潤一郎、越路吹雪・・・・
数多の有名人が訪れた「ボンネット」には
その事実を証明するかのような”質感”があたりに漂っていました・・・・

夢中になって写真を撮っていたおかげで
折角たのんだ珈琲も冷めそう・・・・
(この珈琲も相当美味しかったです)

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熱海 銀座町の珈琲「ボンネット」・・・・
”レトロ” や ”昭和な” と云うコトバだけでは決して片付けることの出来ない
東京の銀座にある店以上のクオリティ&存在感でした・・・・