LOST JAPAN ・・・・・・ この書庫では、
学生時代に旅をした1970年代の日本各地の古い街並みや里山の風景をご紹介してきましたが、
僕が最後に訪れた里山・・・・・それが1998年の夏に行った京都市左京区の久多という集落です。
「ダン林」という立派な茅葺屋根を持つ武家屋敷をそのまま使った民宿に泊まるために
京都駅でレンタカーを借り、北山杉の中を片側1車線ほどしかない曲がりくねった道をドライブして着いた山里が
鯖街道にほど近い久多でした・・・・
もうすぐ21世紀になろうとするような時代に
奇跡的に残っていた 数多くの茅葺屋根を見ることの出来る山里の風景・・・・
そしてサンショウウオが泳ぐ美しい久多川・・・・
日本人の思い描く ” ふるさと ” の姿がそこには完璧に存在していました。
今は果たして・・・・どうなっているんでしょうねェ~
近代化によって失われてきた日本の美しい風景へのノスタルジーが中心のこの書庫なのですが、
それに加えて、この記事を書いていると
原発によって美しい故郷を理不尽に追われることになった東北の人々にも想いを馳せてしまうのが、
今の時代、今の日本・・・・ということなんでしょうねェ。。。。
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