


東京大学近く、本郷界隈には
今でも古くからの下宿屋建築が残っています。
そして、そのフラッグシップとも云うべき「本郷館」は
旅館「鳳明館 森川別館」の目の前にその黒々とした威容を誇っていました。
明治38年竣工の木造三階建て・・・・106年の歳月を経た大きな建物には
なにか魂が宿っているように見えました・・・・
『放浪記』の作者、林芙美子もかつてはここに住んでいたとか・・・









僕がここを訪ねたのは、
旅館「鳳明館」に泊まった時なのでもう二カ月近くも前のことなのですが、
なぜそんな時期のことをわざわざ今日、記事にアップするのかって?
それは今日の朝日新聞夕刊にちょっとショックな記事が載っていたからなのです。
あの強烈な存在感を示していた「本郷館」が8月1日から解体工事に入るとのこと・・・・

たしかにあの迫ってくるような威容は、
老朽化し、傾いた建物が醸し出すアンバランスで危険な雰囲気のなせる業であったことに違いないのですが・・・
震災や空襲を生き延びた黒い生き物のような建築物・・・・
取り壊しの報に接し、惜別・・・・そして冥福を祈りたい気持ちになってしまいますネ。。。。
コメント