
美女とE-TYPE・・・そんなテーマで今まで様々な実に多くの写真をこのブログの記事に掲載してきましたが、もしかするとその中でも最も魅力的に写っている女性が、このシリーズⅠのOTSに収まった ドロレス・ハート(Dolores Hart)なのかもしれません。

1938年生まれの彼女は1957年に封切られた「Loving You(さまよう青春)」でエルビス・プレスリーと共演したのを皮切りに、コニー・フランシスの主題歌でも有名な「ボーイハント」などの映画出演を重ね、”第二のグレース・ケリー”と呼ばれ始めた矢先、ちょうど10本目あたる作品が1963年に公開されたこの「COME FLY WITH ME 」でした。
駆け出しのスチュワーデスを演じたこの映画の、
一枚目のE-TYPEに乗った写真はその撮影現場でのワンショット・・・
制服姿も、なかなかチャーミングですよネ。


しかしこの映画を撮り終えたあとに、突然彼女は5年に渡るハリウッド女優のキャリアを投げ捨てて信仰の道へ・・・・
当時24才だった彼女はこの映画が最後と決めていたようでカトリックの修道女となったのですが、それは同時に映画の仕事だけではなくフィアンセのもとからも離れることを意味していました。ロス在住の建築家だったドロレスの婚約者は、婚約を破棄されたにもかかわらず結果的に生涯独身を続け、自身が亡くなるまでの約50年に渡り毎年欠かさずクリスマスとイースターには彼女のもとを訪れたそうな・・・


ハリウッド女優としてのキャリアの頂点から突然聖女に・・・
「神が私にそれを望まれたから・・・」
彼女はその理由を後年このようなコトバで語っているらしいのですが、
人間って、そして信仰って・・・俗物の塊のような僕からすると
どうも理解を超えたところがあるようです。
何がヒトをそこまで駆り立てるのか・・・?
ドロレスにしても、その婚約者にしても!

撮影の合間にモノクロームで撮られた彼女のふとした表情から読み取れる、
その凛とした佇まいと意思の強い眼差し・・・
E-TYPEのEは、encourage のE?
もしかするとこのジャガーは、
彼女がこれから”別の世界”へと旅立つことを後押ししてくれた乗り物だったのかもしれませんねェ。。。
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