
新年早々、急に所要ができたので、昨日の午後から名古屋へ行ってつい先ほど帰ってきました。
で、もちろんその合間を縫うようにして、自分が興味を持つ店へのチェックも怠りませんでしたョ!
名古屋という街は、太平洋戦争時の空襲や、昭和34年の伊勢湾台風で甚大な被害を受けたために、戦前、ましてや明治以前の建物は都市としての歴史や規模に比して少ないと思うのですが、そのぶん今から50年ほど前・・・つまり1960年代の光景がよく残されているんじゃないかと感じます。
激しく変貌を遂げている名古屋駅前に対して、錦、伏見、丸の内といった繁華街やオフィス街ももちろんですが、太閤通りに沿った街並みなんてまんま未だに昭和40年代を彷彿とさせる状態ですもんねェ~
このあたりの時代は、僕のような年齢の者にとってはギリギリ幼少の頃の記憶が残り、最も懐かしさを覚えたりもします。
事実僕は1958~63年あたりまでこの名古屋の瑞穂区に住んでたんですよネ・・・

ちょっと前置きが長くなりました・・・
今回はその”名古屋昭和遺産”とも呼ぶことが出来そうな店を3軒訪れたので、ご紹介させていただきます。
まずはこの伏見にある「珈琲館いと忠」。
名古屋という街の特徴は、街なかに、それもあまり人通りが多くない場所にまで旧い喫茶店が多く健在なことだと思うのですが、ここも立地条件としてはそんな部類に入ります。



殺風景なビルが並ぶなかに突然現れる間口の狭いレトロな洋館・・・
それだけでも感動モノなのですが、その外観は見れば見るほど興味深い部分が。
2階のバルコニー(?)から顔を覗かせる裸婦像(もしかしてアングルの「泉」がモチーフ?)に店横の大きくて素朴な看板、エントランス付近のディティール、なんといっても店名とその書体が懐かしさを増幅させていますよネ。





しかし・・・
店の中はそれとは違う次元の素晴らしさ!
では、さっそく旧いガラス製の扉を開けて・・・


突然目に飛び込んでくるのは、
素敵なふたつのシャンデリア・・・そしてそれを取り巻く山小屋風の、装飾を施された木材をふんだんに使用した和製アーツ&クラフツとでも言えそうな素晴らしい空間・・・・! おまけにそこにはマントルピースも!!
ではしばし、その様子をご覧ください。









クラシックが流れる、そんな芳醇かつ熟成された空間を堪能しながら飲むアイス・コーヒーはもう最高でしたョ・・・

ところで、
この店の大きな特徴でもあるシャンデリア、
ジーッと眺めていると・・・・
なんだかこの空間を支配する小惑星のように見えてくるから不思議。
もしかして・・・異次元にワープしようとしているのか・・・?
で、よくよく考えるとこの店・・・一歩店内に入ると、白い大きな女神像の横に不自然に置かれたモニター以外は、創業当時(店のご主人によると40~50年前くらいかなァ~・・・だって)のまんまなんですよね。






だから、
もしかすると・・・この薄紫色のガラス扉は、
2016年の現代と古の昭和の時代を隔てる境界なのかもしれませんねェ。。。
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