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きょうも寝坊してしまい、アルファ147のステアリングを握って大黒PAに着いたのは、ちょうど昼前でした。
すると、二人の”妖精”・・・オースチンヒーレー・スプライトが仲良く口をあんぐりと開けて休息中・・・
フフフ・・・けっこう面白いカオしてるよナ・・・

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明るい緑とライトブルウの衣装を纏った妖精たち・・・
なんとも日曜の昼下がりに相応しい、長閑な光景です。

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さて、しばらく日向ぼっこをして、
妖精たちは眠りから目が覚めたのか口を閉じ、

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なにかの”気配”を察知したかのようにあわてて去って行ったのですが、
ほどなくして・・・





突然、
超弩級の”砂嵐”が・・・・

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それは、
マセラッティ・カムジン!
カムジン( Khamsin )とは、エジプトの砂漠地帯に激しく吹き荒れる砂嵐を意味するのですが、クルマもまばらになってきた真昼の大黒PAに舞い降りたあまりにも鮮やかな黄色い車体は、それを彷彿とさせる空気を振りまいています。

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直線を基調にした鋭いボディデザインながら、柔らかさも併せ持つ美しいデザインはベルトーネ在籍時のマルチェロ・ガンディーニの手によるもの。
動く芸術品と言っても過言ではない圧倒的な存在感に、ココロ動かされてしまいます。

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この個体は1974年式なのですが、普段は滅多にお目にかかることのできないマセラッティ・カムジン・・・
思わず近くに寄ったり離れてみたり、思う存分観察しちゃいました。
マセラッティのロゴと一体になったカムジンのマーク(↑)に注目!
そして左右非対称のエンジンフード(↓)にも・・・

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美しさの中にも、様々なデザイン上の驚きや発見があるこのシャープなイタリアン・エキゾチックカー・・・この先鋭的なデザインがスチールを材料に形作られていることもまた感嘆すべき点なのかもしれません。

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320馬力を発生する、4.9L  V8  DOHC !!

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しかし今日一番の発見は・・・ココ!

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ブラックだとばっかり思っていたリアパネル・・・
ハッチを開けてもらってみて初めて分かったのですが、
実は透明だったんですョ・・・
リアのパネルとフロントウインドウを通して見える、
大黒PAの青い空・・・!

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マセラッティ・カムジン・・・
”砂嵐”というその名とは裏腹に、タイトで明瞭で、透明感のある素敵なクルマだったよナ。。。。