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さて、この第三回日本グランプリ決勝には2台のフェアレディが出場していました。それを表現するのに選んだのはエブロ製のダットサン・フェアレディ。
共に水準以上の1/43ダイカストミニカーです。


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で、まずは予選1位、北野元のドライブによりフロントローからのスタートとなったゼッケン12番のフェアレディSなのですが、このマシンはヤマハ製のスペシャルエンジンを積むベールに包まれた存在だったようです。
日産陣営は、当初はスポーツプロトタイプを送り出そうとしていたようですが、間に合わず、このノーマルフェアレディと較べるとやたらに開口部が多くてオーバーフェンダー気味のホイールアーチを持つ、いささか凶暴な、淑女というよりは謎の悪女・・・ってな印象の外見を持つクルマを参戦させたのでした。



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そのフェアレディSに整形すべく選んだのはエブロの赤いボディに白のハードトップを持つロードバージョン・・・
なぜならフロントの先端部分に記されたDATSUNのロゴを活かしたいのと、ハードトップがフェアレディS同様白かったからなのです。
しかしホイールアーチの形状は変えなければならないし、サイドのモールを削り取り、且つ前後のエア・アウトレットも表現しなくてはなりません・・・


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なのでボンネット部分とリアトランク部分をマスキングして、左右両フェンダーのみスプレー塗装するという妙なコトをやるハメに・・・
まずはホイールを削らなくてはならないのでホント久しぶりにリューターを使ってみたんですが・・・ダイキャストは難しい・・・
前後にある特徴的なエアアウトレットも肉厚を考えるととても穴を開けることは出来ず、削って凹んだ部分をブラックペイントすることにしました。

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バンパーやグリルを取り去ったフロント部分ももちろんブラックペイントで・・・
個性的なラジエーターは手持ちの鉄道模型用のエッチングパーツです!


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もちろん室内にはゴツいロールバーを追加、エグゾーストも自作してミニライト風の8本スポークホイールは部品が入手できなかったので昔造ったTR3レーシングから流用してしまいました。

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遠目で見るかぎりは・・・なんとか整形できたかナ・・・?

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さて、もうひとりの淑女は・・・
ゼッケン7番、プライベーターの山口良夫がエントリーしたフェアレディ。
最も資料が乏しいマシンでした。

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それに変身すべく白羽の矢を立てたのは、同じ第三回日本グランプリのサポートイベント、前座のグランド・ツーリングカー・レースで優勝した高橋国光のマシンをエブロがモデル化したものなのですが・・・
なんかイジるのが勿体無いけど、ま、しょうがないか・・・


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で、前述のようにこのクルマのほぼ唯一の資料がこの『日本の名レース100選 ’66第3回日本GP』に掲載されたこのモノクロ写真・・・
まずはボディが何色してるのかが分からない・・・
オマケに聞いたこともない”オナーロイ”と読めるロゴに四角いダンロップのステッカー!
もうどうしようかと思っていたところ、ダンロップについては滝進太郎のカレラ6にも貼ってあったことに気が付きました!
なのでそれを(相当小さい!)スマホで撮ってそのデータを元に自作デカールで・・・
もちろんクオリティは落ちますが、ないよりはマシという・・・

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”オナーロイ”はもう自分でなんとかするっきゃないナ・・・ってコトで、これは白いデカールから切り出したんですが・・・我ながらヘタだなァ~

そして肝心の色は・・・・
僕は当初は黒か濃い紺色だと思っていたんですが、このレースの速報を伝えたカーグラフィック1966年6月号を読み返してみると、”山口良夫の緑のフェアレディ”という記述を発見!
もう緑色で行くしかないナ・・・ということで、ブリティッシュ・レーシング・グリーンを吹き付けることにしました。もちろん特徴的なぶっとい2本のストライプは下地の白をマスキングして・・・
あとはホイールをフラットアルミにペイントして出来上がり。
なんだかガタガタの淑女になっちゃったけど、
う~ん・・・しょうがないか・・・
今でも心配なのはホントにグリーンでよかったのか?
ということなんですよねェ~

なにしろどこの雑誌かはいいませんが、このレースに出ていたシルバーのトヨタ2000GTのことを”ブルーの”なんて平気で記事にする記者もいるんですから。

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さあ、だんだん考証が難しくなってきました。
こういった場合には、思い切りと運も必要なんじゃないかと思うんですよねェ~
なにしろ分からないという理由でストップしてしまうと、
5月3日には到底間に合わなくなってしまうのですから。
思い切りと運・・・
貴方が淑女とお近づきになるときも、おんなじでしょ。。。。??